オーバーヒート ページ23
いつもと変わらない朝
自分の机にカバンを下ろして一息着こうと横を見ると、ジンが机に顔を伏せていることに気づいた
最近は期間限定ミッションをクリアして武器を手に入れないといけないらしく、職場の高性能パソコンをフル活用してるけど
寝てるってことは、もうミッションは達成しちゃったのかな
まだ時間に余裕があるし、私は紅茶でも飲みながら午後に必要な書類をまとめておこうかとカバンを開く
が、入れたはずの書類が見当たらない
『あ、机の上』
『洗濯物も置いたままじゃん･･･』
『ジニオッパ？ちょっと一旦部屋戻りますね？』
『すぐ戻りますか、ら･･･？』
JN「･･･はあっ･･･はっ」
書類を取りに戻ろうと話しかけるが、明らかに乱れた呼吸音が聞こえて思わずジンの肩を掴んでゆっくりと起こした
目の前には明らかにいつもより赤いハンサムな顔
半開きの口から苦しそうに息を吐き、何やら妖艶な顔で睫毛を揺らしていた
『オッパ、おでこ失礼』
『熱っ！？熱測りました！？』
湯気が出てもおかしくないくらい熱い
汗の滲んだおでこや首を触っていると、ジンの手が私の手首を弱々しく掴む
JN「きもちい、A」
『え、ちょっと、ジニオッパ、･･･いっ！』
私の手を掴んだまま引いてくるかと思えば、ジニオッパの身体がこちらに倒れてきて
ヂュッ、
と吸う音と同時にオッパの顔が首元に触れた
JN「も、むり･･･」
『あわわわ！？ちょっと、大丈夫です！？』
そして考える暇もなく、広い肩を支えてなんとかジニオッパを寝室まで運んだ
もう途中からほぼ引きずってたけど
『オッパ、38.5℃です』
JN「ひゃっひゃ、体温計買い換えないとかな」
ベッドに寝かせて薬を飲ませて、喋れる程度まで回復したジンを睨みつける
話を聞くとどうやら寝る間も惜しんでゲームをしていたみたいで、最近バタバタしていたのもあって無理した生活が続いたようだった
『もう、心配して損した』
JN「ヤー、めちゃくちゃ焦ってたくせに」
『私は仕事戻るので、作り置きしてるおかゆ食べてくださいね』
JN「もうアーンしてくれないの？」
『しません！』
立ち上がって部屋を出ようとすると再び掴まれる手首
JN「A、」
JN「夜も来てくれる･･･？」
そんな熱を帯びた目で見つめられたら、断れるはずがない
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ゆうら(プロフ) - 夢見さん» 夢見様！なんて素敵な呼び名･･･！こちらこそいつもありがとうございます^^これからも不定期更新ですが、そのお言葉を糧に頑張りますね😭 (2022年8月25日 20時) (
レス) id: 233bc5b8b5 (このIDを非表示/違反報告)
夢見(プロフ) - 作者様のこと、勝手に定時オンニって呼んでます、、、更新ずっと待ってます😭😭😭応援してます😭 (2022年8月25日 0時) (レス) @page34 id: 91defeaf1b (このIDを非表示/違反報告)
ゆうら(プロフ) - おかゆさん» おかゆ様！コメントありがとうございます😭そう言っていただけて大変嬉しいです✨これからも不定期更新ですが物語をお楽しみくださいね^^ (2022年5月26日 23時) (レス) id: 233bc5b8b5 (このIDを非表示/違反報告)
おかゆ(プロフ) - お話を更新してくださってありがとうございます😭✨何周かするくらい、大好きなシリーズです💜 (2022年5月26日 15時) (レス) id: 851d6ff985 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうら
| 作成日時：2022年4月5日 23時
