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廊下で話すのもあれだったため、お昼の約束をすっぽかしてフジくんと屋上へ向かった。
友人には後で謝っておこう...
『というか、なんでいきなりそんなことを！？まだそんな喋ったこともないし...』
フ「そうだよね...いきなりだよね...俺、1年の頃からずっとAちゃんのこと気になってて、その...ジャージも...」
確かに最初はみんなジャージのことを1番に気にする。
周りにはスカートが苦手だとか無くしただとか、適当な理由をつけて誤魔化し続けて今にいたる。
もちろん先生も最初は注意していたが、今ではもう諦めているらしい。
きっとフジくんも興味半分だろうな...
『いやあ、スカートが苦手でさあ、スカートは穿かないって決めてるんだよね！』
はははっと流すように答えると
フ「本当にそうなの??...俺にはそうは見えないんだけど...」
ポツリ...とフジくんが放った一言が、グサリと心に刺さる。
『な、何言ってるのー！なんもないよーw』
少し動揺したものの、強がる私に釣られてフジくんもはははっと笑い始めた。
フ「だ、だよねぇ〜wいやあ、昔母さんに教えてもらったおまじないがあってね、人の気持ちだったり思いだったり、なんとなくだけどわかるんだよね...」
『へぇー！すごいねフジくん、魔法使いみたいw』
フ「そんなことないよwでも、だから俺、Aちゃん見た時思ったんだ、もしかして昔辛い思い出とかあったんじゃないかって...」
と、フジくんの話を聞き終わる前に、
反射的に私はその場から立ち去っていた。
それ以上聞きたくなかった。
限られた人しか知らないあの記憶
耳を塞ぎたくなるような出来事
泣きながら走って、涙でぐちゃぐちゃになった私は
『....レトさあん??いる....??』
レ「おお、珍しいお客さんやなあ、どしたんやA??」
保健室の女神に会いに行った。
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まりな - 私の夢は、フジさんのハンカチです！ (2019年9月5日 21時) (
レス) id: 09dc9c6a8c (このIDを非表示/違反報告)
ゆうら(プロフ) - みるきー?さん» コメントありがとうございます！そう言って頂けて大変嬉しいです(^^) (2018年3月26日 18時) (レス) id: b739ec569b (このIDを非表示/違反報告)
みるきー?(プロフ) - タイトルからは想像できないストーリで読み応えがありました！！面白かったです(*‘ω‘ *) (2018年3月9日 21時) (レス) id: 63ff100f1b (このIDを非表示/違反報告)
ゆうら(プロフ) - シオンさん» コメントありがとうございます！最後まで見てくださり嬉しいです(TT)続編考えときますね！ (2017年1月12日 15時) (レス) id: c0494db741 (このIDを非表示/違反報告)
シオン - おもしろかったです! 続編お願いしますー 待ってます^^ (2017年1月11日 12時) (レス) id: a4ec5db92b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうら
| 作成日時：2016年5月12日 0時
