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体育も終わり無事放課後がやってきた。
フジはというと、結局保健室にも借りれる体操服は無く見学という形になっていた。
遠くからでわからなかったが、生徒指導の牛沢先生にちょっかいを出されていて少し可哀想(
フ「はあ....散々だった...」
『お疲れ様、フジ....』
キ「牛沢、ホ〇なんじゃねえの」
そんなことを話しながら帰り支度をする。
いつもならフジと帰る予定なのだが、今日は学校で済ませなければならない用事があるらしい。
フ「ごめんねAちゃん...送ってあげられたらいいんだけど...」
『ううん！いつも送ってもらってるし...今日は大丈夫！』
キ「俺も今日はサッカーあるしなあ...気をつけて帰れよ」
『珍しくキヨが優しい...珍しく...』
キ「呪うぞ」
『こわーい』
じゃあね！と2人に手を振り、私は1人で家に向かった。
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いつもの帰り道を、音楽を聴きながらゆっくり歩く。
何でだろう、変に静かだ。
毎日通っているはずなのに、心なしか早歩きで家へと向かう。
『音楽、止めとこうかな...』
何気なくイヤホンを外すと、後ろから足音が聞こえるようになった。
いつからだろうか、音楽を聞いていて気づかなかった。
どうしよう...こういう場合、振り向くべきなのか....
立ち止まろうとするものの、昔の記憶がフラッシュバックしなかなか思うように行動できない。
考えているうちに、後ろからガッと押さえ込まれた。
ハンカチで口を抑えられ、そのまま路地へ引きづられていく。
『んー！！！！んん！？！？』
この匂いは、
この場に相応しくない匂いは、
路地に連れ込まれると、壁に抑えられ後ろから荒い息が首元にかかる。
待って、なんで貴方がここにいるの....
暗い上に、後ろから抑えられていて顔はわからないが、
なんで、こんなにも悲しくなるんだろう
フジ........
最後まで顔はわからなかったが、ハンカチから香るこの匂いは、確実にフジだった。
こういうときに限って、匂いフェチが発動した。
どうして....どうして....
最後まで誰なのかわからないまま、
だけどフジの匂いに包まれたまま、
2年前と同じように、
欲を吐き出される。
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まりな - 私の夢は、フジさんのハンカチです！ (2019年9月5日 21時) (
レス) id: 09dc9c6a8c (このIDを非表示/違反報告)
ゆうら(プロフ) - みるきー?さん» コメントありがとうございます！そう言って頂けて大変嬉しいです(^^) (2018年3月26日 18時) (レス) id: b739ec569b (このIDを非表示/違反報告)
みるきー?(プロフ) - タイトルからは想像できないストーリで読み応えがありました！！面白かったです(*‘ω‘ *) (2018年3月9日 21時) (レス) id: 63ff100f1b (このIDを非表示/違反報告)
ゆうら(プロフ) - シオンさん» コメントありがとうございます！最後まで見てくださり嬉しいです(TT)続編考えときますね！ (2017年1月12日 15時) (レス) id: c0494db741 (このIDを非表示/違反報告)
シオン - おもしろかったです! 続編お願いしますー 待ってます^^ (2017年1月11日 12時) (レス) id: a4ec5db92b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうら
| 作成日時：2016年5月12日 0時
