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ヒ「香坂の噂、知ってる??」
香坂、フジたちのもっとも敏感な言葉を口にしたヒラは、当然ながら私たちの注目の的となる。
キ「なんだよ、噂って」
ヒ「いやあ、噂っていうか、不審な行動っていうかさ」
『不審な行動??』
ヒ「最近、写真部の部室に頻繁に出入りしてるらしいんだよね。フジは美術部と写真部かけ持ちしてるから知ってるんじゃないの??」
フ「ああ〜、そういえば後輩が騒いでたような...けど俺ほとんど美術部にしか顔出さないから詳しくはわかんないや」
そっかあ...とキヨが食べかけていたお弁当箱に顔を移す。
こ「俺後輩に聞いたんだけど、どうやら写真部の機材が何個か行方不明らしくてさ、たしかカメラとか、音を拾う奴とか何とか...」
お前それ早く言えよ！！！とキヨがこーすけの頭を叩く。
ヒ「それが香坂の仕業なら、なかなか怪しいよね、盗聴出来るってことでしょ??」
こ「うわあ、まじ引くわ」
『まあ、まだ決まったわけじゃないしね...』
フォローしたつもりは無いのだが、その言葉を聞いてフジはムッとする。
フ「Aちゃん、考えが甘すぎだよ」
キ「そーだよ、お前はあまちゃんなんだよ」
『キヨにだけは言われたくない』
なんだとこのやろー！！！っといつもの取っ組み合いになろうとした時、空気を読むチャイム。
ヒ「次体育じゃん〜、団体行動だってさ、めんどくせ〜」
こ「絶対牛沢、俺らのこと目つけてるよなあ」
先に屋上を後にするヒラとこーすけ
『よし、私たちも行こ！....フジ??』
少し様子のおかしいフジ
よく見ると体操服を持っていなかった。
キ「こいつ、昨日から体操服ないらしいんだよ」
『え！？盗られたとか！？」』
確かにフジはカッコイイしファンクラブが出来ているくらいだけど、まさか盗られるとは...
変な妄想を繰り広げていると、それを読み取ったのかポンッと私の頭を叩き、ふにゃっと笑うフジ
フ「なわけ無いでしょwきっと家に置いたままとか、俺ならありえるし」
とりあえず保健室寄っていくね、と1人で保健室へ向かうフジ。
残された私とキヨは、少しの間その場に留まっていた。
『フジ、大丈夫かな...』
キ「アイツ体操服に財布やら香水やら突っ込む癖あるからなあ...」
『いやそうじゃなくて((』
本当に、大丈夫だろうか.....
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??「楽しくなってきたよ、A」
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まりな - 私の夢は、フジさんのハンカチです！ (2019年9月5日 21時) (
レス) id: 09dc9c6a8c (このIDを非表示/違反報告)
ゆうら(プロフ) - みるきー?さん» コメントありがとうございます！そう言って頂けて大変嬉しいです(^^) (2018年3月26日 18時) (レス) id: b739ec569b (このIDを非表示/違反報告)
みるきー?(プロフ) - タイトルからは想像できないストーリで読み応えがありました！！面白かったです(*‘ω‘ *) (2018年3月9日 21時) (レス) id: 63ff100f1b (このIDを非表示/違反報告)
ゆうら(プロフ) - シオンさん» コメントありがとうございます！最後まで見てくださり嬉しいです(TT)続編考えときますね！ (2017年1月12日 15時) (レス) id: c0494db741 (このIDを非表示/違反報告)
シオン - おもしろかったです! 続編お願いしますー 待ってます^^ (2017年1月11日 12時) (レス) id: a4ec5db92b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうら
| 作成日時：2016年5月12日 0時
