対決 ページ25
めんどくせ
日直の奴が休みだったため俺に回ってきた
数学の小西のやついつもは荷物も頭の毛も少ないくせになんで今日に限って荷物多いんだよ
ほぼ両手が塞がり教室がある3階へと向かっていた。
階段へと登ろうとするとAの姿が見えた
あれサッカー部の奴じゃん
Aが侑や治に匹敵するモテ男と話していた。中学の頃から仲がいいらしい。
中学からということは俺よりも約3年もAのことを知っているということだ。
今までずっと期待しかしていなかったが今になってネガティブなことしか考えられなくなっている。
あいつは俺の知らないAを知っている、
その事実がどうしても心に残った
,
『倫太郎くん!』
かなりネガティブになっている俺に授業の間の休憩時間にニコニコと近づいてくるAにどうしたの?と返した。
俺の目の前の椅子に座り何やら真剣な顔をし深呼吸をして言った
『あのね、これは負けられへん戦いなの』
『真剣変顔対決!!』
ぱちぱちと自分で手を叩き盛り上げている様子のA
「いや待ってどういうこと?笑」
そんなことする子だっけ?いや可愛いかよ。あ、可愛いんだわ
『ルールは簡単で変顔対決で負けた人が勝った人の言うことを聞く!です』
なるほど
これはいい…
「絶対勝つから」
これは勝つしかないでしょ、いや勝つ
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作者名:こーむ | 作成日時:2020年10月17日 21時