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彼女に出会って数日。
頭の傷も経過良好で、退院も近くなってきた。
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あの日以来、彼女には会っていない。
何度かその場所に足を運んでみたけれど
どれだけ待っても彼女は来なくて。
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「 勇太くん〜検査の時間だよ 」
.
定期的にMRIや血液などの検査をして
担当医と面談をし、1日を終える。
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頭に傷を負っている為か、移動は全て車椅子。
いつも迎えに来る看護師のりなさんとは
仲良くなり、色々な話をするようになった。
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「 体調はどう？ 」
『 問題ありません 』
「 そう。もうすぐ退院できそうね 」
.
抱えるのも大変なくらいの花束を
紫耀が持ってきた話をすると
�� そんな人見たことない ��
とケラケラ笑うりなさん。
彼女は大学を出たばかりの新人ナースで
歳が近いから、とても話が合う。
たまに恋愛の話をしたり
同棲している彼氏の愚痴を聞いたり。
.
「 勇太くんも今のうちに沢山恋しないと 」
『 俺は恋愛とか興味ないんで 』
.
お決まりのセリフ。
本当は臆病になっているだけ。
そんなことを話しながら、
長い廊下を渡っていると
目の前からドタバタと急ぐ足音が聞こえてくる。
いつもの光景。
毎日こうして、急患が運ばれてくる。
.
「 りなちゃん！神崎さんが！ 」
.
婦長が叫びながらりなさんに駆け寄り、
何やら耳打ちをする。
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「 はい ... え？！ 」
.
�� すぐ行きます！ ��
.
と婦長に会釈をし、再び車椅子を押す。
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『 いいんですか？神崎さんという方 』
「 勇太くんごめんね、ちょっと急ぐね！ 」
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そう言うと、途端に車椅子のスピードが上がる。
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結乃(プロフ) - ららさん» らら様、ありがとうございます。ご期待に応えられるよう頑張っていきますので、これからも応援よろしくお願いします！ (2018年7月16日 23時) (
レス) id: 9086e9b891 (このIDを非表示/違反報告)
らら - 面白いです!!更新まってます^^* (2018年7月16日 23時) (レス) id: bddee91c83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結乃 | 作成日時：2018年7月14日 22時
