恋してるかい？もちろん私に！【4】 (ページ26)

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171話（我慢part2）ページ26

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「はぁ…」

楽屋からちょっと離れてる自販機で冷たい飲み物を買って、足に当てとく。

衣装がニーソだからバレないけど、割と赤くなってるなぁ…

ここにソファーあってよかった。

廉「あれ、Aやん」

聞き慣れた声に顔を向けると、そこにいたのは廉だった。

咄嗟に足に当ててた飲み物を膝に乗せる。

廉「何してるん？」

「見りゃわかんでしょ。飲みながら休憩中～」

廉「A、だいぶ体力落ちたんちゃう？笑」

「失礼な。笑アンタと同い年でバリバリやってるわ。笑」

少クラの収録の時ぐらいしか会わないから、昔よりは断然会う回数減ったなぁ。

でもなんてゆーか、廉とは悪友みたいな感じ。

久々でも気まずいとかなくて普通に話せる。

「廉も何か買いにきたの？」

廉「おう。炭酸飲みたい気分でさ～」

そう言いながらファンタを買ってる。

てかこいつめっちゃ背伸びたな。

普段周りにあんだけ大きい人しかいないからわかんなくなるけど、普通に廉も大きいよな。

てか足なっが。

廉「俺のこと見すぎちゃう？笑」

「いや、足なっがいなーって思って。笑」

廉「まぁまぁまぁ。笑 Aよりは全然スタイルええわなぁ。笑」

「うっさいわ。笑」

廉「ちょ、立ってみ？笑比べてみよーや。笑」

げ、この流れダメなやつだ。

あんま足に刺激与えたくない。

そもそも廉が来たから足冷やせてないし。

「えー、めんどい。笑」

廉「おばちゃんか！笑」

大「せやでー、こいつもう歳やからあかんねん。笑」

「え？」

いきなり聞こえた声に振り返ると、大毅だった。

なんでここに？

大「永瀬、悪いけどこいつと話しあんねん」

廉「そーっすか！じゃあまた収録で！」

大「おーう」

廉は小走りで帰ってく。

「…話ってなに？ダンスのことなら次はちゃんとやるよ」

大「なんでもええからとりあえずこれ」

大毅が渡してきたのはハンカチで包まれた保冷剤。

大「足、怪我しとるやろ」