恋してるかい？もちろん私に！【4】 (ページ13)

今日:11 hit、昨日:7 hit、合計:88,531 hit

158話（勉強part2）ページ13

.

無駄話してるとやる暇なくなっちゃうし、さっさと課題をやり始めた。

淳太くんは私の隣に座って本を読んでる。

でも声かけたら教えてくれるし、ずっと見られてると緊張しちゃうからこっちの方が助かる。

「淳太くん…」

淳「ん、どこ？」

「ここ…」

淳「あー、応用問題やな。この数字をこの公式のここに当てはめて～」

こう…かな。

普通の計算だけならできるんだけどなー…

文章問題ってひっかけとかあるから苦手。

でも淳太くんのおかげで割とスラスラ解けてる。

「こう？」

淳「そうそう。合っとるよ」

「教え方わかりやすい！」

私が褒めると照れくさそうにはにかむ淳太くん。

うっわ、可愛い。

全然年齢感じないんだよなー。

淳「俺この後撮影やから、英語はのんちゃんに頼んでな？」

「はーい。淳太くんがいなくなる前にさっさと数学終わらせる！」

そっからガチで集中して数学のプリントを終わらせた。

なんとか淳太くんの番にも間に合った。

私の番は最後だし、望はその一個前だから、英語をやる暇はありそう。

「のぞむー」

望「可愛くお願いして？♡」

「はぁ？」

望「手伝ってやるんやからそれぐらいええやんー！」

…まぁ確かに私1人じゃ無理だしなぁ。

終わらせれるなら最初からやってるし。

仕方ない。

私は望の袖を軽く掴む。

それから上目遣いで(身長差的にそうなっちゃうんだけど)お願いをする。

「1人じゃできないから…のんちゃん、お願い」

ここで目を逸らしたら負けだ。

恥ずかしがっちゃダメ。

余計恥ずかしくなるから。

そう思い頑張って望のことを見つめ続けると、先に向こうが目を逸らした。

望「普通に可愛ええから合格！」

「よし、じゃあよろしく」