41話 ページ41
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佐「なんか誠也くん機嫌いいっすね」
他のやつらの撮影を遠目に眺めていると、唐突に佐野が問いかけてきた。
やっぱ何やかんや人のことよお見てるタイプなんよな。
草「どーせA関連やろ」
「なんですぐそーなんねん」
草「お前わかりやすいわ」
LINEか電話でもしとったんやろ、って見事な名推理を披露され思わずうぐっと言葉に詰まる。
ほれみろという顔のリチャに何も言えへんのがムカついて、腹いせに肩パンしたった。
小島「なんや喧嘩か？」
佐「誠也くんとAちゃんが仲良しって話やねぇ」
小島「でた、またマウントとってんちゃうの」
「ちゃうわ！」
呆れた様子の小島にもおんなじように拳をぶつける。
わざとらしく痛がってんのが余計腹立った。
なんやねんもぉ。
撮影が終わったらしいメンツがわらわらと集まって、いつの間にやらプチ恋バナが始まってしまった。
主に、俺の。
佐「ほんまのほんまに付き合ってへんの？」
風「ならいちいち口出さんといてほしい」
「何もしてへんやん」
西村「僕らやってAちゃんと仲良くなりたいのに、すぐ邪魔するやないですか！」
ここぞとばかりに不平不満を飛ばしてくるのは、案の定あの子に構われたくて仕方ない年下の後輩組。
ちゃっかり頷いてんの気付いとるからな、正門、大晴。
「ほんっま皆してAのこと好きすぎやろ」
草「まぁ1回は通るよな。アイツのこと好きな時期」
「あー……」
男だらけの環境で、唯一の女の子。
それだけでも充分やのに可愛くて優しくて魅力的なあの子はデビューしてからも関西Jr.内で絶大な人気を集めていた。
「ん？」
ポケットに入れていたスマホが揺れる。
うるさい野次に適当に返事をしながら通知を確認すると小瀧からやった。
なんやろ、と思いつつも開く。
「……ぷっ、くくっ、」
いきなり笑い出した俺に、周りのやつらから不思議そうな視線を向けられる。
小瀧から送られてきたのは1枚の画像とメッセージ。
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ゆの(プロフ) - oshige127さん» 何回も読んでもらえるの嬉しいです😊 デレ期到来…ですかね♡ 甘々な2人の関係を乞うご期待です！ (2022年11月24日 21時) (
レス) id: a2597d3538 (このIDを非表示/違反報告)
oshige127(プロフ) - はじめまして！いつも楽しく読ませていただいてます！なんなら何回も読み返してます！最近の末くんのデレデレ具合はなんなんですか〜（笑）一生のお願い真剣に考えます！笑 (2022年11月24日 10時) (レス) id: c6522ef373 (このIDを非表示/違反報告)
ゆの(プロフ) - 3さん» ぜひ何回でも！毎回とっても嬉しいです♡ (2022年10月14日 2時) (レス) id: a2597d3538 (このIDを非表示/違反報告)
3(プロフ) - 何回もコメントすみません！めっちゃわかります焦ったい感じがたまらないんですよね楽しみにしてます！！ (2022年10月13日 13時) (レス) id: 050b62ae5b (このIDを非表示/違反報告)
ゆの(プロフ) - 3さん» 第三者目線だと「はよくっつけや！！」ですが当人たちには全く伝わっていない感じが好きでして。笑 もうしばらく皆さまにはもだもだしてもらいます。笑 コメントありがとうございました！ (2022年10月13日 3時) (レス) id: a2597d3538 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆの | 作成日時：2022年7月17日 2時
