37話 ページ37
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不思議に思いながら、とりあえず再生することに。
ぱっと画角が変わり、映し出されたのは大好きな彼だった。
佐「せーや君、せーや君！！」
末「声おっきいわ……なに？」
佐「インタビューの練習しましょっ！」
末「はぁ？」
怪訝そうな顔をしながらもスマホを持っているであろう晶哉の方へ身体を向ける彼。
これ、今から何が始まるんだろ……？
佐「えー、ではいくつか質問させてもらいますね」
末「はい……？」
佐「もうすぐクリスマスですけど、末澤さんはサンタをいつまで信じてましたか？」
末「え、えーっと小3とかですかね？ 」
佐「なるほど。ピュアだったんですね」
末「や、だいたい皆それぐらいちゃいます？」
……なにこれ。笑
ずっと先行きを不安そうにしている彼と、たぶん近くにいるであろう正門の小さな笑い声に、私まで笑ってしまう。
きっと晶哉は真面目な顔してるんだろうなぁ。笑
佐「ではクリスマスにちなんで、冬の女の子の好きな服装はありますか？」
どきり、と心臓が脈打つ。
それと同時にこの動画の目的を察した。
末「もこもこしてんのとか？ 似合ってればええと思うけどね」
もこもこ。望にまた相談しよ。
佐「わかる。かわええもん」
正「急にフレンドリーになるやん。笑」
佐「髪型とか髪色は好みあります？」
末「えぇ……ない、かも」
佐「あれ、前に雑誌でポニーテール好きって言うてませんでしたっけ？」
私も、それ見た。
なんなら昔丈くんとかリチャくんにも聞いた。
当たり前に私の知らない彼がいて、いつだって近くにいる権利はなくて。
私ばっか、誠也くんのことが好き。
わかりきってたのにそれはすごく寂しい。
ぎゅっ、とスマホを握る手に力が入る。
末「最近は短いのも好きやなぁ」
佐「心境の変化や」
末「やってA可愛かったし」
なんでも可愛いやん。短いのも長いのも。
続けられた言葉に心臓が締め付けられる。
またこうやって、私は彼の深みへと嵌っていくんだ。
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ゆの(プロフ) - oshige127さん» 何回も読んでもらえるの嬉しいです😊 デレ期到来…ですかね♡ 甘々な2人の関係を乞うご期待です！ (2022年11月24日 21時) (
レス) id: a2597d3538 (このIDを非表示/違反報告)
oshige127(プロフ) - はじめまして！いつも楽しく読ませていただいてます！なんなら何回も読み返してます！最近の末くんのデレデレ具合はなんなんですか〜（笑）一生のお願い真剣に考えます！笑 (2022年11月24日 10時) (レス) id: c6522ef373 (このIDを非表示/違反報告)
ゆの(プロフ) - 3さん» ぜひ何回でも！毎回とっても嬉しいです♡ (2022年10月14日 2時) (レス) id: a2597d3538 (このIDを非表示/違反報告)
3(プロフ) - 何回もコメントすみません！めっちゃわかります焦ったい感じがたまらないんですよね楽しみにしてます！！ (2022年10月13日 13時) (レス) id: 050b62ae5b (このIDを非表示/違反報告)
ゆの(プロフ) - 3さん» 第三者目線だと「はよくっつけや！！」ですが当人たちには全く伝わっていない感じが好きでして。笑 もうしばらく皆さまにはもだもだしてもらいます。笑 コメントありがとうございました！ (2022年10月13日 3時) (レス) id: a2597d3538 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆの | 作成日時：2022年7月17日 2時
