31話 ページ31
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小島「ニヤニヤしとる顔やばいで」
『末くんに可愛いって思われてるからいいもーん』
草「もう何でもえーから話せや。笑」
たぶん色々と諦めた様子のリチャくんに怒られ、まぁ仕方なく当時のことを思い返す。
『それはもうよく喧嘩してたんだよね』
正「え、誰と誰が？」
『末くんと、私』
意外すぎる言葉だったのか、驚きすぎてお客さんたちは黙ってしまった。
末「俺がガキやったからすぐAちゃんに突っかかってたんよなぁ」
『一応後輩なのに最初っから苗字呼び捨て、タメ口だし』
正「こわっ、」
小島「ばり尖ってますやん」
私の立場は昔から変わってない。
最年少入所で、次々年上の後輩ができて、女の子で。
絡みづらいのが事実だ。
「倉間」と呼ぶ彼の声を思い出してしまい、寂しさに心が冷えていくのがわかる。
末「Aちゃん」
いつもの、甘さが滲んだ声。
一瞬で私の心をいっぱいのハートで満たしてくれる。
何も言わなくても気付いてくれる彼のことがどうしようもなく好きで、お腹の前で組まれている手にさりげなく私の手のひらを重ねた。
末「しゃーないやん。他の奴らとは仲良さそうやし、腹立ってん」
正「むっちゃ正当化しようとしてません？」
末「ちゃうちゃうちゃう！」
佐「どっから仲良くなったんですか？」
なんだかんだ、間には色んな人が入ってくれてた。
神ちゃんなんか当時はめちゃ怒ってたし。笑
でも結局決め手は……
『無視した』
福「え、誠也くんをっすか？」
『うん。話さなかったら喧嘩にならないなぁって思って。笑』
末「ほんでそれに耐えられへんかった俺が今までのも謝ってん」
『次に会ったときには今の呼び方になっててびっくりしたの覚えてる。笑』
ちょっと気まずそうにちっちゃな声で「Aちゃん」って私を呼んだ末くんのことを、今でも鮮明に覚えてる。
きっと、あそこから私の恋は始まった。
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ゆの(プロフ) - oshige127さん» 何回も読んでもらえるの嬉しいです😊 デレ期到来…ですかね♡ 甘々な2人の関係を乞うご期待です！ (2022年11月24日 21時) (
レス) id: a2597d3538 (このIDを非表示/違反報告)
oshige127(プロフ) - はじめまして！いつも楽しく読ませていただいてます！なんなら何回も読み返してます！最近の末くんのデレデレ具合はなんなんですか〜（笑）一生のお願い真剣に考えます！笑 (2022年11月24日 10時) (レス) id: c6522ef373 (このIDを非表示/違反報告)
ゆの(プロフ) - 3さん» ぜひ何回でも！毎回とっても嬉しいです♡ (2022年10月14日 2時) (レス) id: a2597d3538 (このIDを非表示/違反報告)
3(プロフ) - 何回もコメントすみません！めっちゃわかります焦ったい感じがたまらないんですよね楽しみにしてます！！ (2022年10月13日 13時) (レス) id: 050b62ae5b (このIDを非表示/違反報告)
ゆの(プロフ) - 3さん» 第三者目線だと「はよくっつけや！！」ですが当人たちには全く伝わっていない感じが好きでして。笑 もうしばらく皆さまにはもだもだしてもらいます。笑 コメントありがとうございました！ (2022年10月13日 3時) (レス) id: a2597d3538 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆの | 作成日時：2022年7月17日 2時
