24話 ページ24
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あの後ホテルまで送ってもらい、次に会う日の約束をして分かれた。
なんだかさっきまでのことが夢のようで、未だに信じられなくて。
頭の中がぽやぽやしてる。
ベッドに腰掛け、ぼんやりとしていると、部屋の中に通知音が響いた。
誠也今日はありがと
誠也はよ風呂入って寝るんやで
『……オカンか。笑』
彼らしいというか何というか。
思わず溢れた苦笑にはもう嫌な想いがこもっていない。
諦めるのも、いちいち落ち込むのも、やめにした。
私は、決めたの。
待ってるだけのお姫様じゃいられないから。
善は急げ、と彼に返信して、すぐさまマネージャーにもLINEを送る。
『……好きだよ、末くん』
見てて。
＊＊＊
西畑「今日A来るんやっけ？」
藤原「らしいな。WESTの振り付け教えてくれんねんって」
末「あと俺に会いにな」
鳩が豆鉄砲を食ったような顔で、2人が俺を見つめる。
なんやねんこいつら。
西畑「え、ついに付き合ったんすか？」
末「まだ」
西畑「え、どゆこと？ 西畑には理解できひん」
末「……待っててもらっとる」
今度は「ないわー」って顔を向けてくるから腹が立つ。
俺が一番わかっとんねん、そんなの。
他のやつらやったら引きそうな不機嫌オーラを出しても、付き合いの長いこいつらには全く通用せぇへん。
末「てか知ってたんやな。Aちゃんが、その、俺のこと」
藤原「末澤と絡む時だけ雰囲気ちゃうもん。あんなん普通に気付くわ」
末「え、ほんまに言うてる？」
西畑「下の子らはまちまちっすけどねー」
Aぇは誰が知ってんねやろ。
リチャは絶対やし、あとは正門もか。
小島は何だかんだよぉ人のこと見とるから気付いてそう。
佐野と大晴は単純にAちゃんに懐いとるからどうやろなぁ。
けどまぁ、知っててもらった方が俺としては安心かもしれん。
狙ってくるやつ減らせるし。
だいぶ気持ちが傾いとる事実に、俺はまだ気付けてへんかった。
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ゆの(プロフ) - oshige127さん» 何回も読んでもらえるの嬉しいです😊 デレ期到来…ですかね♡ 甘々な2人の関係を乞うご期待です！ (2022年11月24日 21時) (
レス) id: a2597d3538 (このIDを非表示/違反報告)
oshige127(プロフ) - はじめまして！いつも楽しく読ませていただいてます！なんなら何回も読み返してます！最近の末くんのデレデレ具合はなんなんですか〜（笑）一生のお願い真剣に考えます！笑 (2022年11月24日 10時) (レス) id: c6522ef373 (このIDを非表示/違反報告)
ゆの(プロフ) - 3さん» ぜひ何回でも！毎回とっても嬉しいです♡ (2022年10月14日 2時) (レス) id: a2597d3538 (このIDを非表示/違反報告)
3(プロフ) - 何回もコメントすみません！めっちゃわかります焦ったい感じがたまらないんですよね楽しみにしてます！！ (2022年10月13日 13時) (レス) id: 050b62ae5b (このIDを非表示/違反報告)
ゆの(プロフ) - 3さん» 第三者目線だと「はよくっつけや！！」ですが当人たちには全く伝わっていない感じが好きでして。笑 もうしばらく皆さまにはもだもだしてもらいます。笑 コメントありがとうございました！ (2022年10月13日 3時) (レス) id: a2597d3538 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆの | 作成日時：2022年7月17日 2時
