17話 ページ17
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末「……神山くん、ありがとうございました」
言葉の先にいるのは私を嵌めた相手。
なんてことしてくれてんの、という思いを込めて目尻を吊り上げるも、まったく意に介した様子はない。
神「えーよ。気いつけてな〜」
末「はい」
ひらひら〜と手を振って神ちゃんは夜の街へ消えていく。
残された私と末くんの間にはなんとも言えない空気が流れ、気まずさが居心地悪かった。
末「……ドライブせぇへん？」
恐る恐るといった様子の問いかけに、弱々しくも頷いて同意を示す。
安堵のため息が聞こえたような気がした。
末「ほな、行こ」
『へ、』
手のひらにぬくもり。
いとも簡単に私の手は奪われ、囚われる。
『す、すえくんっ、』
末「Aちゃん、逃げそうやもん」
『でもっ、』
末「離れたないねん」
お願い。
そう言って寂しげに笑った彼はどこか儚く見えた。
私だって好きで離れたわけじゃないのに。
末くんは自分勝手だ。
だけど嬉しくなっちゃってる私の方が、もっと自分勝手。
彼にゆっくりと引っ張られ、足は自然と進んでいく。
心臓の音が指先から伝わっちゃいそう。
ねぇ末くん。好きだよ。やっぱりね、大好きなの。
どうゆう結末になったとしても、これだけは変わらない。
今日で最後になるかもしれないけど、ちゃんと聞いてね。
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ゆの(プロフ) - oshige127さん» 何回も読んでもらえるの嬉しいです😊 デレ期到来…ですかね♡ 甘々な2人の関係を乞うご期待です！ (2022年11月24日 21時) (
レス) id: a2597d3538 (このIDを非表示/違反報告)
oshige127(プロフ) - はじめまして！いつも楽しく読ませていただいてます！なんなら何回も読み返してます！最近の末くんのデレデレ具合はなんなんですか〜（笑）一生のお願い真剣に考えます！笑 (2022年11月24日 10時) (レス) id: c6522ef373 (このIDを非表示/違反報告)
ゆの(プロフ) - 3さん» ぜひ何回でも！毎回とっても嬉しいです♡ (2022年10月14日 2時) (レス) id: a2597d3538 (このIDを非表示/違反報告)
3(プロフ) - 何回もコメントすみません！めっちゃわかります焦ったい感じがたまらないんですよね楽しみにしてます！！ (2022年10月13日 13時) (レス) id: 050b62ae5b (このIDを非表示/違反報告)
ゆの(プロフ) - 3さん» 第三者目線だと「はよくっつけや！！」ですが当人たちには全く伝わっていない感じが好きでして。笑 もうしばらく皆さまにはもだもだしてもらいます。笑 コメントありがとうございました！ (2022年10月13日 3時) (レス) id: a2597d3538 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆの | 作成日時：2022年7月17日 2時
