僕は君のすべてになりたい〜菊池の妹物語〜

会えない夜を越えて ページ3

side you

健｢A、朝だよ？｣健人兄ちゃんの声で目覚める朝

あ｢んぅ〜あと５分だけ…｣

健｢だーめ。早く起きないと風磨に怒られるよ？｣

あ｢起きます。今すぐ起きさせてもらいます。｣"風磨"その言葉に反応して私は飛び起きた

健｢よし、いい子笑おはようA。｣風磨兄ちゃんに会いたい

あ｢おはよう、健人兄ちゃん。私、着替えるよ。｣１秒でも早く…

健｢はいはい。下にいるから家出るとき顔出してって。｣
　
　今日も頑張って風磨兄ちゃんに会えない夜を越えたんだよ？
　
　早く、おはようって頭を撫でて欲しい…

あ｢うん。いつも起こしてくれてありがとね。｣

　でも…健人兄ちゃんといれるこの時間を大事にしたい…

健｢いーよ、これ位。どうしてもAより先に起きちゃうからついでだよ笑｣

　そう言って笑って私の頭を撫でてくれる健人兄ちゃんがすごく好き

あ｢・・・ん///｣風磨兄ちゃんに早く会いたいけど心は素直に反応してしまう

健｢おっと。早くAを風磨のことに返さなきゃ風磨のカミナリが落ちちゃう笑｣
　
　そう言って健人兄ちゃんは部屋を後にした


あ｢健人兄ちゃん、私戻るね。ありがと！｣
　リビングにひょっこり顔を出してそう言うと健人兄ちゃんは私に

健｢おう、気をつけてな！｣と言った

あ｢隣の家に戻るだけなんですけどー｣私がそう言うと

健｢あ、そう言えば｣って笑ってた

あ｢おじゃましましたー｣って玄関から叫んで健人兄ちゃん家を出た

　道路を歩いてると私の家からいい匂いがして

　あぁ風磨兄ちゃん起きてるんだって思った


　"もう少しで風磨兄ちゃんに会える"
　そう思ったら家へと向かう足取りが少し速まった

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