４１４ 届いて ページ14
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ユチョンの変化を感じとった会場の中が
次第にざわざわと騒つきはじめた。
そして、会場の雰囲気の異変に
気が付いたジェジュンが、
舞台袖からステージを見て
ハッとし、目を見開いた。
『おい、ユチョン・・・泣いてない？』
『ウソ。』
隣にいたジュンスも、
そのジェジュンの言葉に驚いて
ステージの上のユチョンを見た。
『・・・ユチョン。』
２人の視線の先にいる
ユチョンは、目を閉じたまま
会場の方に向かって目を閉じ、
歌を歌い続けている。
サビの部分に差し掛かると
ユチョンが顔を上げ、夜空を見上げた。
その途端、瞬きした
ユチョンの潤んでいた瞳から
ポロッと、
涙の粒が
ステージの床に向かって
落ちて行った。
・・・・・。
ユチョンの様子に気が付き
感化された会場のファン達の、
会場の所々から
次々にすすり泣く音が聞こえている。
涙をそのまま流し続けながら歌う
ユチョンの歌声は
震える事も・・・途切れる事も無く、
静かな会場に、
甘くて優しい歌声が
響き渡った。
届いてるかな。
・・・A、聴いてる？
もっと君とたくさん
俺は笑いたかった。
たぁっくさん、
ケンカもしたかった。
仲直りも、したかった。
・・・・・君と、
俺のこれからの全てを
共有したかった。
どうか。
・・・君が
聴いてくれていればいい。
これが俺の気持ちだよ。
君は俺の・・・たった１つの
忘れることのない
大切な・・・
・・・A・・・。
君が何処にいても
誰といても
俺は・・・君を愛してるよ。
ずっと。
・・・ずっと。
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ゆうたろう(プロフ) - もえさん» もえさん、コメントありがとうございます^ ^この小説を楽しんで読んで貰えたのなら書いてよかったなと思います。こちらこそありがとうございます。 (2019年2月2日 22時) (
レス) id: 2bba9131ef (このIDを非表示/違反報告)
もえ(プロフ) - 初めて小説を読んでいて感動して泣きました。本当に良い作品でした。ありがとうございました！ (2019年2月1日 10時) (レス) id: f343b08e2e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうたろう(プロフ) - ゆうこさん» ゆうこさん、コメントありがとうございます^ ^ボラも悪い子じゃ無いって所が私らしいかな、と思っていたので、そう言って貰えると嬉しいです。まだ過程でしかない今の状況で、５人が前を向いて進んで行けばきっと可能性はあると思ってます。ありがとうございました！ (2017年9月25日 23時) (レス) id: 753ec3e5e1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうこ(プロフ) - ゆうたろうさん、完結ありがとう&お疲れ様でした。ハッピーエンドでよかった。ボラちゃんもトコトン嫌な子じゃなかったので良かったです。読み終えて優しい気分になりました。現実でもユチョンの、３人の、できれば５人の歌声を聴ける日が来て欲しいと思います。 (2017年9月22日 17時) (レス) id: a9cd4fd2cb (このIDを非表示/違反報告)
ゆうたろう(プロフ) - アスカさん» コメントありがとうございます^ ^癒しになったなら、書いてよかったです。こちらこそ、最後までお付き合いいただきありがとうございました^ ^ (2017年8月22日 10時) (レス) id: 753ec3e5e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうたろう
| 作成日時：2017年6月12日 13時
