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356 頼れ ページ6

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黙ったまま睨み返す俺を見ながら、
ジェジュンがイライラと言い返す。



『あー、もう。だぁっからぁ・・・

1人でなんもかんも抱え込むの、
いーかげんさ?

ユチョン・・・ほんっとに。
そう言うオトナの選択、みたいなの
いっらないからね?

何の為のメンバーだよ、
何の為に・・・5人でやろって。

あ?

おっれがユノと、何年も・・・
何十回も、何百回も、
話し合ってさぁ。

今のタイミングでやろうって。

おっまえ達にやろうってさ、
言ったのかぁさぁ・・・


わっかれよ。


・・・はぁ。』




そこまで言うとジェジュンは、
はぁーっと大きく溜息をつき、
そして髪を搔き上げながら、目を閉じた。



『・・・ジェジュン。』



呼びかけた次の瞬間、
ジェジュンがポケットから携帯を取り出し
慣れた手つきで操作すると、

直ぐに俺の携帯に、
メール着信の音がした。

黙ったまま、
俺に携帯の画面を見せるジェジュン。


そして、画面を見ている
俺に向かってこう言った。


『・・・「緊急事態発生」

・・・隠れ家に集合って、
メンバー全員にメールしった。

で、Aにも集合メール送ったから。

ユチョン。

これはマジで超特級の
トップシークレット。

いい?ユチョン。


お前は、メンバーを頼れ。』


『・・・・・。』


真剣な顔をしたジェジュンが、
最後にこう言った。




『・・・みんなで考えなきゃ。』



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作者名:ゆうたろう | 作成日時:2017年3月16日 12時

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