How much Love ・・・？【８】 (ページ37)

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３８７賭けページ37

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ドキ。

『な、なに？』

私が返事をすると、
振り返らずに下を向いたまま、
ユチョンが、話し出した。

『月にいるお父さんと・・・
賭けを、したんだ。』

『賭け・・・？』

『Aがもし。

俺がポストに入れた
そのチケットを見つけて、

居るかどうか分からない
俺を追いかけて
この坂を下りて来たら。

もし・・・
Aが、ここに
来てくれたら。』

顔だけ振り向いて
ユチョンが私を見返す。

『俺に・・・もう一度、
チャンスを下さいって。』

『チャンス？』

驚く私に向かって
コクン、と頷くユチョン。

えと、

あの・・・。

『もしかして
私が坂を上がってくのを、
え、見てたの？？』

『・・・Aの帰宅時間に合わせて
チケットをポストに入れて、

ここに戻って来て、

・・・で、Aが坂を上ってくの、
陰から見てた。』

『私が追いかけて来なかったら・・・。』

『ン？

このまま帰るつもりだったスよ？』

キョトンとした顔をして、
私を見るユチョン・・・。

『な、何ソレ？

そんな適当な・・・ッ？！

ってか、ストーカーじゃん？！』

驚いてそう言うと
ユチョンは照れたようにおでこを触って、
こう言った。

『ふは、まぁ元々？

俺ェAに対しては
ストーカーみたいなもんだしね？』

『・・・いや、
否定してよそこは。』

呆れながらそう言う私。

その私に向かって
今はもうカラダごと振り返り
私の前に立っているユチョンは、

・・・急に真剣な顔をした。

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