９９ あり得る話 ページ49
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「まぁーそれはともかく。
とにかくさ。
結婚決まったとか、
そう言う感じになりそうなら
早目に言って。
共有財産のあの家の名義を
どうするかとか、
決めなきゃいけないからさ。」
「えっ///！！！けけ結婚ッッ？！？！
な、何それなんでそうなるの
そんな話まだまだだしそれどころじゃ
ないって今話してたじゃん私は・・・///。」
「有り得る話スよ。」
ユチョンは、ユチョンに向かって
慌ててまくし立てる
私の頭にポンッと掌を乗せると、
そのまま私を追い越して
歩いて行ってしまった。
「・・・・・。」
結婚、とか。
そんな・・・話まだまだ
全然無いし。
そりゃ、
たくさん一緒にいられたら
いいなーとかってのはある。
けど。
・・・けど、そうか。
もしこの先、
チャンミンとそんな展開になったら。
ユチョンとは、
一緒に住めないのかな。
まだまだ先なんて言って
現実味はなかったけど、
あり得る話なんだ。
顔を上げて、ユチョンの広い背中を
見つめた。
「・・・待ってよ。」
・・・私が慌てて
そのあとをついて歩き出すと、
振り返って言った。
「良く分かんないけど。
チャンミンが相変わらず優しくて
Aがチャンミンの事好きなら、
そんな難しく考えなくても良くね？
向こうの気持ちなんてさ。
・・・分かろうと思う方が、
こっちの傲慢で。
分かんないのが普通。」
「・・・ユチョン。」
「好きなら好きで良くね？」
そう言って、ふにゃっと笑うユチョン。
「・・・・・うん。」
不思議。
ユチョンにそう言われたら
もっと気楽に考えようって思えてくる。
「・・・うん。そうだよね。」
隣に並んで歩き出すと、
ユチョンが笑って言った。
「そそ。
それよりさー
いくら入ってくんだろーね？
モデルの契約料って。
入って来たら何に使うかとか考えた？」
「・・・うーん。とりあえず貯金をする。」
考えながら答えた私を、
目を見開いて見ているユチョン。
「は？？何？？？
もっとないの？
なんか、
旅行行くとかさ？
いつもお世話になってる
兄に、プレゼントとかさ？」
「・・・さらっと要求して来たな。」
ジロッと見ながら私が言うと、
「フハッ！バレた？」
そう言って笑うユチョン。
・・・・・。
私とユチョンは隣に並び、
そのままたわいもない会話を続けた。
そして人気の無い商店街のアーケードを
2人並んで歩いては、
2人の家へと帰って行った。
・・・・・。
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ゆうたろう(プロフ) - かなさん» かなさん、ありがとうこざいます＾＾更新ぼちぼちですが、また読んでやって下さい。チャンミン彼女には甘々なイメージありますよねぇ。フフフ… (2019年2月23日 8時) (
レス) id: 2bba9131ef (このIDを非表示/違反報告)
かな - ときどきやってきて、読ませてもらっています。チャンミンにキュンっ (2019年2月20日 23時) (レス) id: e04eb6e781 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうたろう
| 作成日時：2019年1月19日 0時
