８９ 震え ページ39
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「A、大丈夫？」
「大丈夫じゃ、ないかも。
あはは。」
上擦った声で笑う自分の
膝に乗せている両手が震えて、
それに気がついたジュンスが
心配そうに眉間に皺を寄せている。
なんとか落ち着かせようと思ったのか、
私の目の前で
ジュンスが急に話し出した。
「A・・・はさ、
凄いよね？
あの容赦無いチャンミンに
厳しく指導されてさ。
もし僕だったらぁ
逃げ出したと思う。
良く耐えたし、
ちゃんと結果出してさ？
ほんっとに頑張った。」
「・・・そうだよね、
チャンミンのおかげだよ。
私だけじゃ、
ここまで落とすの無理だったもん。
チャンミンがいなきゃ。
チャンミンがいなかったら、
私、ただの・・・。」
「え？」
言葉を濁した私に、
不思議そうに聞き返すジュンス。
そう、私は、
どこにも咲いてる・・・
ありふれた、たんぽぽだから。
私は、今いるこの場所には
自分の力だけじゃ
何年たっても
来る事は出来ないはずだった。
チャンミンのおかげだ。
そのチャンミンが、
一人で私を推してるだけで、
この場所に居られる。
私・・・世間から
本当に、認めて貰えるかな。
「・・・・・。」
どうしよう。
・・・震え、止まんないんだけど。
黙ってしまった私の様子を
暫くの間見ていたジュンスが、
時計を気にして、
少しイライラしながら呟いた。
「んもう・・・！
まだ来ないの？
チャンミン、なにしてんだろ。
A、落ち着いて？
自信持って大丈夫だよ。」
「・・・うん。」
ジュンスは私の両手の上に
自分の手を重ねてそう言うと、
少しだけ心配する様な表情をし、
準備しているスタッフの方へと
戻って行った。
・・・・・。
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ゆうたろう(プロフ) - かなさん» かなさん、ありがとうこざいます＾＾更新ぼちぼちですが、また読んでやって下さい。チャンミン彼女には甘々なイメージありますよねぇ。フフフ… (2019年2月23日 8時) (
レス) id: 2bba9131ef (このIDを非表示/違反報告)
かな - ときどきやってきて、読ませてもらっています。チャンミンにキュンっ (2019年2月20日 23時) (レス) id: e04eb6e781 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうたろう
| 作成日時：2019年1月19日 0時
