８３ 営業スマイル ページ33
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何か良い案はないかと
私が頭の回転をぐるぐる回していると、
見かねたチャンミンが、
私に向かって突然
ビジネス調の口調になってこう言った。
「・・・Aさん。」
「え、ハイ？」
慌てて答える私。
「打ち合わせはもうこれくらいで。
・・・よかったらお友達も。
一緒にどうですか？」
そう言って笑うチャンミンの
営業スマイルが・・・完璧で。
慌てて調子を合わせ始める私。
「え？ああ、そうでした！
パンケーキまだかな。
・・・彩乃も良かったらどう？
なんか美味しいって有名らしいよ？」
私もチャンミンに負けない営業スマイルで
彩乃を見ると、
「えっええーあっごめんなさい・・・！
お仕事の打ち合わせ中だったんですよね。
知らなくて。
すみませんお邪魔して。
・・・あの、もしかして。
あの、Aちゃんのクライアントの・・・。」
そう言いながら
探るような目つきをする彩乃に、
にっこりと笑い、チャンミンが答えた。
「広報を担当しています。
シムと申します。
・・・すみません名刺、切らしてまして。」
「「広報。」」
彩乃と同じタイミングでそう呟いて、
図らずもセリフが揃ってしまう。
「・・・あっそうなんですか。
私てっきり噂のデザイナーさんかな、って。
ちょっと残念そうな彩乃・・・。
「や、やだなー彩乃ッ！
デザイナーさんがわざわざ
イメージモデルとそんな、
社外で会うこと無いからね？」
「そうだよねー？
や、なんか。・・・ごめんね？」
「お待たせいたしました。」
話していたら店員さんが
パンケーキを運んで来て、
それを避けながら話しを続ける彩乃。
「あ、じゃあ私行くね？
お邪魔しましたー。
Aちゃん、またね？」
彩乃は、チャンミンに向かって
ペコッと頭を下げると、
私に手を振りながらテーブルから離れて
カフェを出て行った。
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ゆうたろう(プロフ) - かなさん» かなさん、ありがとうこざいます＾＾更新ぼちぼちですが、また読んでやって下さい。チャンミン彼女には甘々なイメージありますよねぇ。フフフ… (2019年2月23日 8時) (
レス) id: 2bba9131ef (このIDを非表示/違反報告)
かな - ときどきやってきて、読ませてもらっています。チャンミンにキュンっ (2019年2月20日 23時) (レス) id: e04eb6e781 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうたろう
| 作成日時：2019年1月19日 0時
