７４ たんぽぽちゃん ページ24
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ソファの上でうつ伏せになると、
横に座っているユチョンが
手を伸ばして、私の腰に触れて
ゆっくりと動き出した。
腰をマッサージされながら、
話しかける。
「ユチョン・・・ごめん。」
「なに？
フハッ別にいいよ。
普通このぐらいの事なら、
全然、俺もするし。
・・・ちょっと楽になった？」
「うん。」
なんで。
なんでだろう・・・。
あの、ラブホの部屋で
チャンミンに脚を冷やして貰った事。
・・・チャンミンと初めて会った時の記憶と
重ねてしまう。
そう言えば・・・。
『わざとだったりして？
え・・・やぁー、だってさ？
お兄さんもしかして
ヤキモチ？嫉妬？？
チャンミンにしてたり？とか？しない？』
ジュンスがこの前ジムで
言っていた事。
まさか。
まさかないよ・・でも、
一度・・・そんな風に言われたら、
変に意識しちゃ・・・。
「かなりうるさい奴、
あいつの前でもしてるんじゃない？」
・・・どき。
急にユチョンが背中側で話し出して、
「えっ何？」
顔を横にして尋ねると、
ユチョンが顔を上げ、私を見た。
「いびき。
あいつ・・・チャンミンは、
女の子のそう言うの、
かわいいって思ってくれる彼氏？
なら良いけどね。」
溜息を吐いてそう言うユチョン。
「・・・あと、ソファで寝たら
風邪引くから。
ちゃんと部屋で寝・・・
まぁそれは
俺が言える事じゃないっスね。」
ユチョンは少し笑って、
そのままフヮアアア・・・と
大きな欠伸をする。
「なんか俺も眠くなっちゃったな。」
そう言うとユチョンは、
「はい、マッサージ終了。
あとは脚は、自分でね？
お風呂入ってる時にでも。」
私からカラダを離し立ち上がって
クルッと向きを変えた。
「ふぁ・・・
俺、もう寝る。
Aもちゃんとベッドで寝ろよ。」
そして自分の部屋の方へと
歩いて行った。
「・・・うん。」
ソファでうつ伏せのまま
ユチョンの後ろ姿を見ていると、
ユチョンが自室のドアを開けた途端に、
ぴたっと動きが止まった。
？
「・・・なんかさ。
あんま構うのもアレだしって
遠慮してたんスけど。
せっかくやる気になってんだし。」
「え・・・。」
驚いて目を見開くと、
ユチョンが私の方を振り返って言った。
「まぁ・・・頑張ってね？」
「う・・・ん？」
「俺もさ、楽しみにしてるからね？
たんぽぽちゃんのグラビア。」
ユチョンはそう言うと優しい顔をして。
そして、
私を見て、笑った。
・・・・・。
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ゆうたろう(プロフ) - かなさん» かなさん、ありがとうこざいます＾＾更新ぼちぼちですが、また読んでやって下さい。チャンミン彼女には甘々なイメージありますよねぇ。フフフ… (2019年2月23日 8時) (
レス) id: 2bba9131ef (このIDを非表示/違反報告)
かな - ときどきやってきて、読ませてもらっています。チャンミンにキュンっ (2019年2月20日 23時) (レス) id: e04eb6e781 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうたろう
| 作成日時：2019年1月19日 0時
