７１ 嫉妬 ページ21
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いや本当は・・・！
めっちゃイケメンだし、
性格も男らしいし、
優しいし。
そして実は・・・彼氏だしッ！
本当は、
ちょっと自慢もしてみたい。
・・・けど、
それは、したらダメなヤツだから。
そう思いながら、
表面上は済まして答える。
・・・・・。
「えー！
Aちゃんはお兄さんが
ユチョンさんなんだから、
元々イケメンに耐性あるもん。
それじゃ本当かどうか、
わかんないよぉ。」
そう言いながら彩乃は、
また拗ねるような仕草をしている。
・・・そか。
そう言えば彩乃は、
ユチョンの顔も知ってるんだっけ。
昔はここでユチョンも、
モデルしてたんだから。
「ってか、お兄さん元気？
まだ独身？？」
「え？独身だけど。
・・・気になるの？」
驚いて聞き返すと、
彩乃はまた、嘆くような顔をした。
「そりゃそうだよー。
世の中のイケメンが
また1人、人のものになっちゃったら
私は悲しい。」
「あはは。うん。」
「・・・本当、いいなぁ。
おっきい仕事が来て。
めっちゃ羨ましい・・・あ、でも。」
「ん？」
聞き返した私の耳元で、
彩乃がコソッと耳打ちする。
「・・・気を付けた方がいいよぉ。
なんでって思ってる人、
事務所の中にもいるから。」
「え・・・？」
「ねえ、邪魔。」
突然また背後から声を掛けられて、
驚いて彩乃と2人で振り返る。
スラッと長身の美女が後ろに立って
私達を睨んでいた。
・・・今の話、聞かれたかな。
「あ、ごめん。」
サッと私達が道を開けると、
「・・・話なら他でして。」
ツカツカとハイヒールの音を立てて、
モデル仲間の美桜が、
私達の横を通り過ぎて行った。
「・・・・・。」
美桜の姿が離れてから、
彩乃が話し出す。
「あの人、Aちゃんにいつも
あんな感じだよね？
昔ユチョンさんの事狙ってたの、
Aちゃん、知ってる？」
「うん。」
彩乃を見返すと、
私に向かって頷いている。
「自分は相手にされなかったから、
大事にされてるAちゃんに
変な嫉妬してるんだよね？
・・・なんだろねーああいうヤツ。
粘着質な性格って本当ヤダ。
優しいユチョンさんもアレは逃げるよ・・・。」
「ああ言うの・・・
慣れてはいるけど。」
でも、
仕事になんか影響するのは
嫌だなぁ。
・・・・・。
「Aちゃん、気を付けてね？」
「わかった。ありがとう。」
そう言って私を心配している彩乃に、
私は笑って答えた。
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ゆうたろう(プロフ) - かなさん» かなさん、ありがとうこざいます＾＾更新ぼちぼちですが、また読んでやって下さい。チャンミン彼女には甘々なイメージありますよねぇ。フフフ… (2019年2月23日 8時) (
レス) id: 2bba9131ef (このIDを非表示/違反報告)
かな - ときどきやってきて、読ませてもらっています。チャンミンにキュンっ (2019年2月20日 23時) (レス) id: e04eb6e781 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうたろう
| 作成日時：2019年1月19日 0時
