６１ 嘘 ページ11
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「ユチョン、なに？誰？？
ユチョンの何？
え、もう1人呼んだの？
え、そう言うのあたし無理なんだけど。」
裸のままの彼女が驚きながら
そう聞いて来て、
「・・・妹。」
目をこすりながら起き上がったユチョンが、
背後から眠そうな声で、そう答えた。
「は？？妹？？？嘘でしょ。」
振り返って笑いながら、
ユチョンに言い返す女性。
「本当に妹です。
一緒に住んでます。
・・・知らなかった？」
私がムッとしながらそう答えると、
その女性は
今度は面倒くさそうに私を見て、
「知らない。さっき会ったばっかだし。」
そして私とユチョンを迷惑そうな顔のまま
交互に見返し、こう言った。
「えっ？？？？えー？？や！嘘でしょー？
だって全然似てないしー。」
「・・・ほんとです。ってか、
どうでもいいから服くらい着てくれません？
目のやり場に困るので。」
「あ、。」
流石に悪いと思ったのか、
彼女が着てきた服を拾って着始める。
その隣でまだ裸のままでいるユチョンが、
寝ぼけた顔でソファーの横にある
サイドテーブルに手を伸ばし、
タバコを手に取った。
「ちょっと。ユチョンもだよ。
服着な。
・・・話はそれからだ。」
私が眉間に皺を作りながら
ユチョンを睨んでそう言うと、
「はいはい。」
答えたユチョンがタバコを咥えたまま、
何が可笑しいのか
少し面白がっている様な顔をしてて、
そして、床に落ちている
自分のTシャツを拾って
ゆっくりと着始める。
「もう！はいはいじゃないでしょ！
ルールは守ってよね。」
怒りながら
ユチョンに向かってそう言うと、
「まぁまぁ。兄妹ケンカしないで。
や、妹いるの知らなかったけど、
確かに一人暮らしなのかって
あたしも聞かなかったし。
・・・リスク高すぎだわ。
ほら、あたし、もう帰るから。」
女性は私を宥める様に
両手をパッと広げそう言って、
「・・・じゃね、ユチョン。」
さっさと服を着終わり立ち上がると、
ユチョンを見てにこっと笑って
ユチョンの頬をつるん、と、ひと撫でした。
「・・・またね？
ユチョンさえ良かったら・・・
また連絡して？」
「ん。」
挨拶を交わす2人を
私が隣からじとーっと見ていると、
「妹さんも。
お邪魔しました。」
女性は何食わぬ顔で
じーっと見ている私の横を通り過ぎ、
スタスタと歩いて玄関に向かって行き、
・・・バタンッ。
暫くして、
玄関のドアが閉まる音が聞こえて来た。
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ゆうたろう(プロフ) - かなさん» かなさん、ありがとうこざいます＾＾更新ぼちぼちですが、また読んでやって下さい。チャンミン彼女には甘々なイメージありますよねぇ。フフフ… (2019年2月23日 8時) (
レス) id: 2bba9131ef (このIDを非表示/違反報告)
かな - ときどきやってきて、読ませてもらっています。チャンミンにキュンっ (2019年2月20日 23時) (レス) id: e04eb6e781 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうたろう
| 作成日時：2019年1月19日 0時
