８５ 只事 ページ35
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チャンミンは彩乃に今日、
初めて会ったはず。
私の方が、何倍も彩乃の事
知ってるはず。
そりゃちょっとは私も
そんなに懐いてくれるのなんで？
って思ったりもしたけど。
・・・・・。
初対面でそんな事
チャンミンに、分かるわけないじゃん。
・・・何言ってんの。
そう言い返したいけど、
・・・チャンミンの真剣な表情が
私に有無を言わせない雰囲気で。
「わかった。
会わない方がいいなら
そうする。
それに・・・チャンミンの事は、
彩乃には絶対話さない。
絶対、言わない。
だから、もうこの話は止めよ？
チャンミン・・・顔色が悪いし。
もう、帰ろ？」
ガタン、と椅子から立ち上がりながら
私がチャンミンに話しかけると、
「・・・パンケーキ、
いいんですか？食べたら？」
テーブルの上にある
パンケーキを指差して、
私に言うチャンミン。
・・・その手首を掴んで
チャンミンを見返しながらこう言った。
「大丈夫。パンケーキより
チャンミンのが大事。」
「・・・A。」
座っているチャンミンは、
潤んだ目をしながら
私を見上げている。
・・・本当に辛そう。
「・・・すいません。」
そう言いながら目を伏せて
椅子から立ち上がったチャンミンが、
急に、ふらついた。
「ちょ、、！？」
慌てて身体を支える私。
「・・・チャンミン？？？」
チャンミンの顔を見ると、
額に薄っすらと汗が滲んでいる。
なんだか。
・・・只事じゃない感じがする。
急にどうしたんだろう。
「とりあえず、家まで送って行くね？」
「・・・・・。」
黙っているチャンミンの身体を支えながら、
そのまま2人でカフェを出ると、
タクシーを捕まえた。
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ゆうたろう(プロフ) - かなさん» かなさん、ありがとうこざいます＾＾更新ぼちぼちですが、また読んでやって下さい。チャンミン彼女には甘々なイメージありますよねぇ。フフフ… (2019年2月23日 8時) (
レス) id: 2bba9131ef (このIDを非表示/違反報告)
かな - ときどきやってきて、読ませてもらっています。チャンミンにキュンっ (2019年2月20日 23時) (レス) id: e04eb6e781 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうたろう
| 作成日時：2019年1月19日 0時
