４１ 顔合わせ ページ41
.
「え・・・まっじ？？？？？」
目の前にいるジェジュンが
カウンター越しに驚いた顔をし、
口をポカーンと開けている。
「はぁ、まじです。」
私は小さな声で答えた。
「Aちゃんから聞いてたイメージだと
もっと落ち着いた感じかと思ってたから。
若いね？びっくりした。
え？ねぇ展開早くない？？
な？ユチョン。」
私の隣に座っているユチョンが、
黙って眉毛を下げている。
「・・・ユチョン。」
「なに？」
両腕を組み少し呆れた様な顔で
私を見つめているユチョンを
上目遣いで見ると、
・・・ユチョンと反対側の隣に
座っているチャンミンを紹介した。
「えっと・・・チャンミンさんです。
チャンミン。」
「ハイ？」
目を見開いて
首を私の方に向けるチャンミンに、
今度はユチョンを紹介する。
「ユチョン。私の兄です。
あと、カウンターの中にいるのが
ジェジュン。
兄の友達で、
昔から私の事をよく知ってて。
今も可愛がって貰ってる。」
「はじめましてチャンミンです。」
チャンミンは頷きながらそう言うと
2人に向かって手を差し出した。
ジェジュンが笑顔でその手を握る。
「あっは・・・どーもジェジュンです。
Aちゃんの事は、
学生の頃から知っててぇ。
遠慮なく
ジェジュンって呼んで。よろしく。」
「ジェジュン。よろしく。」
名前を覚えようと
ぶつぶつとジェジュンの名前を口の中で
繰り返しているチャンミン。
・・・チャンミンとジェジュンが
握手を交わしているのを横で見ながら
不機嫌そうなユチョン。
またアレやるのかなぁ。
私がそう考えていると
案の定、チャンミンがユチョンに向かって
握手の手を差し出すと、
「チャンミンさん？あー、チャンミンでいい？」
その手を握る事無く
ユチョンが話し出した。
出た。
『ユチョンの試験に合格出来なきゃ
私とは付き合えないから。
面倒くさいかもだけど、
付き合ってあげて？』
チャンミンには、前もって
そう伝えていた。
『ユチョンってのは、
Aの、お兄さん？
試験、ですか・・・？』
不思議そうに尋ねるチャンミン。
『うん。ユチョンの心配性は
妹の年齢は関係ないみたい。
ユチョンにとってはいつまでたっても
私は心配すべき対象なんだ。』
『なるほど。で、
具体的にはどうすれば合格？』
『え、そうだねー。
何かしら難癖つけてくるかもだから、
まぁ・・・
妹の為に行き過ぎちゃう兄だと思って、
暖かい気持ちで見てあげて欲しい。』
『ふーん。
何を試されるのか、
逆にワクワクしますね。』
笑っていたチャンミンなら、
大丈夫だと思いたい。
・・・・・。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 282人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆうたろう(プロフ) - ほし☆いちさん» ほしさんーそうなのです、久しぶり過ぎて書き方分からなかったです。細々と始めたのでまたよろしくお願いします^ ^名前だけ登場してるユチョン、そろそろ出て貰いたいですな！書くの楽しみですー。 (2018年12月9日 21時) (
レス) id: 6f7a020556 (このIDを非表示/違反報告)
ほし☆いち(プロフ) - 新作ありがとうございます〜♪今日やっとゆっくり覗きに来れました(笑)ユチョさんまだ出てこないけど立ち位置めっちゃ気になってます(笑) (2018年12月9日 15時) (レス) id: 2c9ee5d4fb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆうたろう
| 作成日時：2018年12月5日 10時
