２９ 俺の名前 ページ29
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・・・覚えてた！気がついてる！
少し元気を取り戻す私。
嬉しくなってちょっと声が
大きくなる。
「あ、でも、明日の診察で
とれるはずだから！！
救世主様の応急処置が上手だったから！
だから長引かずに済んだって
お医者さん言ってた。
あの、ありがと・・・。」
彼に向かって頭をぺこりと下げると、
「なんです？
その・・・救世主・・・って？」
彼は私を見て眉間に皺を作り、
驚いた様に目を見開いた。
「え？あ、いやぁ・・・。
だって、
名前も聞いてなかったから。
呼び方が分からなくて、、、！」
笑顔を作り言い訳する私を
じーっと見ていると思ったら、
「チャンミン。」
急にそう言われ、
「え？」
聞き取れずに聞き返すと、
「チャンミンです。
俺の名前。
・・・救世主なんかじゃないです。」
真顔でそう言って、
また前方を向き黙ってしまった。
その彼を見返して、
笑顔のまま固まる私。
「えっと・・・。」
な、なんか。
会話が続かない・・・！！
どうしよう？？
そう思って困っていると、
チャンミンさんが不意に尋ねた。
「もう帰る所だった？」
「あ、社長さん・・・ユノさんがさっき、
ショールームを見ていくといいって
言ってくれたから。
そのつもりだったんだ。
目的は・・・チャンミンさんに会いに
来たんだけど。」
「よく分かりましたね、ここが。
でも、一体どうやって？」
「・・・もらったメモ用紙から。」
「え？どゆこと？」
手短に説明すると、
チャンミンさんは感心した様に
何回か頷いた。
「で、会えた、と。」
「うん。だから思い切って
来てみて良かったー。」
私がそう答えると、
チャンミンさんが口元だけで笑いながら
首をこっちに向けた。
「良かったで、おしまいですか？」
「は？」
どう言う意味・・・？
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ゆうたろう(プロフ) - ほし☆いちさん» ほしさんーそうなのです、久しぶり過ぎて書き方分からなかったです。細々と始めたのでまたよろしくお願いします^ ^名前だけ登場してるユチョン、そろそろ出て貰いたいですな！書くの楽しみですー。 (2018年12月9日 21時) (
レス) id: 6f7a020556 (このIDを非表示/違反報告)
ほし☆いち(プロフ) - 新作ありがとうございます〜♪今日やっとゆっくり覗きに来れました(笑)ユチョさんまだ出てこないけど立ち位置めっちゃ気になってます(笑) (2018年12月9日 15時) (レス) id: 2c9ee5d4fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうたろう
| 作成日時：2018年12月5日 10時
