鏡との会話（３５６） ページ33
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『…私じゃなくても出来る事だって知ってたから。』
今までの事も、…カルマくんと一緒に過ごせた事も。
出来るだけの事はしたけれど、私にしか出来ないことは出来てない。
…何となく気付いてるよ。
前の世界が無いのは私のせいで、
赤葉さんはそれに巻き込まれるか何らかの形で私の事を憎んでくれてるんだろう。
だったらさっさと私の存在を消すなりどうなりするだろう。
なのにしないのは向こうから出来ないって事。
それか私の同意が無いと出来ないとか、そういった所だろう。
葉「…はっ、私は絶対無理だよ、あの赤髪。
だから真面目なAちゃんしか出来ないと思うよ、アイツの相手は…」
『へ…？』
いやそれは関わらなくてもストーリーは進むんじゃ…？
寧ろ関わらない方が予想が出来ない事も無くなるんじゃ…
頭が回らなくて一旦落ち着こうと、鏡から手を離した。
…瞬間、
……手が出てきた。
『…そんな事出来るんだ。』
ガッチリ手を握られつつ鏡から手を出してくる赤葉さん。
あ、これもう終わりなのかも、
なんてさっきの話の内容をもう忘れながら赤葉さんの目を見る。
…よく見たら、髪も前の私の色だし、目も普通の色で前の私だ。
特に前の私に戻りたいとか、そういう訳じゃないけど…
こうなると…私が偽物みたいだなぁ。
葉「…ねえねえ、もしあの赤髪くんの事無視したりして、
この世界が終わっちゃったらどうする？」
……え…、
『…私が元々居た世界が無くなった事と関係あるの？』
葉「…うーん、あるっちゃあるんだろうけれど…。
それは後で説明するから、取り敢えず質問に答えてよ。」
…聞き口にデジャブを感じる。
『どうするって、そうはしたくないと思うけど。』
葉「…だったらそうしてほしいな。
出来るだけ避けないで欲しい。」
…何故？
葉「…何故かって、世界一の大金持ちでも頭の良い人でも無く、
この世界の基盤は君と君を取り巻く環境が一番大きいから。
…簡単に言えばそこの、離れたくない！とか、離れたい！
っていう気持ちが同時に大きく反響した時にこの世界にバグが起きる。」
『…バグ…』
バグ、とはある一種そこまであったものが壊れたりすることでもある。
そんな事が簡単に起こっちゃうくらい…
私はイレギュラー…な存在なのか。
葉「Aちゃんがこの世界に居るのは…
…Aちゃんがこの世界に必要だったから。」
……必要…されてるの？
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りん(プロフ) - NENEさん» わー！！ありがとうございます！！明日更新しますので良かったら見てくれるとどちゃくそ嬉しいです！！← (2021年11月8日 23時) (
レス) id: 0bc5657af5 (このIDを非表示/違反報告)
NENE - やばい……神作品だ！！！�，�ら見てます！滅茶苦茶面白いです！カルマくんと夢主ちゃんのイチャイチャがもう最高っ！ニヤニヤしてしまう！←更新楽しみに待ってます！頑張ってください！！ (2021年11月8日 21時) (レス) @page42 id: 1efb73ea53 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - twinkleAさん» ひいやあ超嬉しいです！！！頑張った所指摘してくださると物凄く嬉しいでございます…っ！！ありがとうございます！！ (2021年10月7日 0時) (レス) id: f83c9c4a7d (このIDを非表示/違反報告)
twinkleA(プロフ) - そうそう、カーテンを使った演出で心の揺れを表現するところ凄く好きです。おおかみこどもも久々観たい！！ (2021年10月6日 1時) (レス) @page28 id: 3e24f8b946 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - twinkleAさん» う…お優しい方ですね…（号泣）少しずつですが上げて行きます！！！！ (2021年10月6日 0時) (レス) id: f83c9c4a7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りん | 作成日時：2021年7月24日 1時
