食事の時間（３４７） ページ21
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殺せんせーも調理実習的なのやってくれればいいのにな、
と控えめに文句を呟きながらカルマくんが切っている横に
もう一つの包丁でトマトを切る。
…どうやらもう切り終わったらしい。
『…ちょっと待ってて、』
…妙に手慣れてるし、そもそもやらなくて良かった気しかしない…
カ「……。」
『…え？』
急に後ろからホールドされる。
私が握っている包丁の上の手に被せるように手が置かれる。
…いや、何それ。
『…これじゃ、カルマくんが先生だね。
というか切れないんだけど。』
カ「…近いの、慣れたみたいだねー。」
…慣れてないけど、平静を装ってるだけだよ。
でもそう言うとおちょくられそうだし、言わない。
……いや、違う、そもそもそんな仲じゃなかった。
『…慣れてないし、ただ単にそういうのが駄目な体質なだけだから…
…それより切れないから手離してよ！』
カ「そういうのって？」
…う…
『内緒だし…』
カ「…手ちっちゃいよね。」
『普通より大きいくらいだと思うんだけど…
烏間先生にも言われたし。
…てかカルマくんが大きいんですよ！！』
カ「そっか。」
…なんか、いつもより煽られ具合が減ってる気がする。
……やっぱり、気を使わせちゃってるのかな。
.＿
後は盛るだけだ。
…ちょっと、いや少し…量が多いけど。
カ「いや、少しじゃなくね？」
『…カルマくん食べきれる？』
…少し考えつつ多分…と答えを出してくれるカルマくん。
『あはは、大丈夫だよ。冷凍して取っとけれるやつだから
最初に食べ切れる量取って後は家に持ってくよ。』
カ「…作って帰るって事かな。」
…バレたか。
『いやー…やっぱ泊まるのは悪いかなーって。』
その事実がね。
カ「…帰るんだー」
『う、うん…』
「…あ、渚くんの前の…そっか、帰るんだった。残念だね？」
わざとらしく携帯を見ながら話してくる。
『なっ…ちょっ聞いてない！！ちょ…見させて頂きたい！！
帰りませんから見させて頂けないでしょうか…！』
カ「そっか。」
…言わされた……。
そういうの、上手いのにそんなに使わないのは…
…何でだろう。
.＿
…その後取り分けてから家に置く分を
一旦カルマくんの家の冷蔵庫にしまってもらい…
カ「…美味い。」
『…だね…』
さっき帰らない…って明確に言ってしまった事が…
…非常に気になって折角作ったご飯の味しか分からない。←
.
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りん(プロフ) - NENEさん» わー！！ありがとうございます！！明日更新しますので良かったら見てくれるとどちゃくそ嬉しいです！！← (2021年11月8日 23時) (
レス) id: 0bc5657af5 (このIDを非表示/違反報告)
NENE - やばい……神作品だ！！！�，�ら見てます！滅茶苦茶面白いです！カルマくんと夢主ちゃんのイチャイチャがもう最高っ！ニヤニヤしてしまう！←更新楽しみに待ってます！頑張ってください！！ (2021年11月8日 21時) (レス) @page42 id: 1efb73ea53 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - twinkleAさん» ひいやあ超嬉しいです！！！頑張った所指摘してくださると物凄く嬉しいでございます…っ！！ありがとうございます！！ (2021年10月7日 0時) (レス) id: f83c9c4a7d (このIDを非表示/違反報告)
twinkleA(プロフ) - そうそう、カーテンを使った演出で心の揺れを表現するところ凄く好きです。おおかみこどもも久々観たい！！ (2021年10月6日 1時) (レス) @page28 id: 3e24f8b946 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - twinkleAさん» う…お優しい方ですね…（号泣）少しずつですが上げて行きます！！！！ (2021年10月6日 0時) (レス) id: f83c9c4a7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りん | 作成日時：2021年7月24日 1時
