男女二人、一つ屋根の下…何も起こらないはずはなく… ページ40
月曜日
今日は家事の日。
大倉と一緒だからサボれる〜←
大「あぁー、ようやくAと2人っきりや〜」
「ゲームしまくれるなぁ〜」
大「まあ、ゲームだけやなくてもええねんけど」
そう言って大倉は悪い顔をする。
「…ゲーム以外することあったっけ…」←
大「もう鈍感なふりせえへんでええから、分かっとるやろ？」
そう言って大倉はちょっとだけマジな顔をしている。
「あ、ドラムでもする？」←
まあとりあえず適当にあしらっておけば大丈夫だろ！
大「もぉー…Aほんまにあかんで？」
「何が？」
大「わからんフリしとけば大丈夫や思うとるやろ？」
まあ大体のことは分からないふりで押し通してきたからな←
「なんのことやら〜」←
それにこいつらとはいつも一緒にふざけてるし…
大「分からんのやったら、分からせたろか？」
ドンッ、と重い音が鳴った。
これは…所謂壁ドン、ってやつ？
大「これから毎週月曜日は俺と2人っきりやねんで？
…覚悟、できてる？」
耳元で囁かれると、大倉の低い声が脳内まで響く。
あまりの不意打ちに、つい顔が熱くなる。
大「…顔真っ赤やん笑」
「か、壁ドンなんかするからだドンッ！」
大「クッ……ッハハハハハ！なんやそれ！笑」
「壁ドンだドンッ！」←
大「もぉー、やめろやぁ！折角ええ感じになってたのにぃ…」
「これだからゲラは…」←
大倉が爆笑してる隙に壁ドンから抜け出す。
「全く、よくもこの勇者に手を出そうとしたな」
大「ええやん、別にAに手ェ出したらあかんってルールもあらへんし」←
確かにそう言われれば…
「あれだよ、あれ、そのー…風紀が乱れる！」←
大「ここ学校ちゃうしー」
「モラルってもんがあるだろ！」
大「男女二人、一つ屋根の下…別にそういうことするんがモラルに反するとかないやろ？」
まあ、確かに…
「まあでも、もし本当に大倉が何かしようとするんだったら、猛ダッシュで山登って皆にチクってやる！」←
大「えぇええ！それはいややぁ…」
「なら、反省しろ！」←
大「ごめんてー」
「反省の色が見えない！8ビート100セットやれ！」
大「えぇええええ？！いやや！疲れる！」←
そのあと大倉は8ビート100セットに加え、逆らった罰として16ビートも100セットすることになった。←
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作者名：Janne999 | 作成日時：2021年8月3日 7時
