狼さんに出会った ページ29
「あの……何の用でしょうか…」
狼1「あ、悪ぃ、怖がらせるつもりは無かったんだけどさ…ちょっと腹減ってて」
ふとその狼の視線を辿ると切り株の上の紙袋を見ているようだった。
「あ、実はこれ…私の仲間にあげるやつで…」
狼1「えー…じゃあ余ってないの？」
不機嫌そうな顔をするので、仕方なく大目に作っておいたサンドイッチを一つ渡す。
狼1「やった！ありがとな！」
そう言ってその狼はサンドイッチを食べると、また茂みの方から音が鳴る。
瞬時に音の鳴る方に振り返ると、そこには狼(のコスプレイヤー？)がもう1匹。
その横には猟師の格好した男が2人立っていた。
「なっ…？」
狼2「わっ、潤くんこんなとこにいたの？！」
狩人1「って何か食ってんじゃん笑」
狼1「あぁ、悪ぃ悪ぃ、腹減っちゃって…食べ物の匂いする方に行ったらこれがあって」
「………あのー…」
早く労働してる奴らに飯持ってかないといけないんだけど…←
狩人2「あれっ？君、誰？」
それこっちの台詞なんだが←
「勇者の堺Aだ」←
条件反射で名乗ってしまった←
狼2「……勇者って……(この子、ちょっとイタイ子？)」←
「おい、心の声漏れてんぞ」←
狼2「うわっ、勝手に心の声聞かないでよ！」←
「てか、私は名乗ったんだからお前らも名乗れ！」
狩人1「そ、そうだよね…僕は相葉雅紀！」
狩人2「櫻井翔です」
狼2「二宮和也、一応狼。そんで君のサンドイッチを食べてんのが松本潤ね」
狼1「よっ」
……超絶人間の名前じゃん←
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作者名：Janne999 | 作成日時：2021年8月3日 7時
