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【彼の本当の思い(テゾーロside)】 ページ19
本当はずっと分かっていた、こんなのにAを縛ってはいけないと、でも怖かった。
ステラのように少し目を離したら消えてしまいそうで。
ステラ「ねぇ、テゾーロ…私ねAには自由に生きて欲しいの」
テゾーロ「自由に…？」
ステラ「もし、私がダメだった時はAを宜しくね！」
ステラとの約束も守れずに縛り上げた俺は
今回の事でAを自由にしようとしていた。
それでも、俺は素直には一言が言えなかったんだ
【麦わらと一緒に自由になれ】
それが言えたなら良かったのに。
だからこそ、最後は
俺が悪役になろう
そうすればAは心置き無く自由になれる。
テゾーロ「あぁ…黄金の雨…ｯ」
A『テゾーロ…ｯ…愛してたわ』
意識が朦朧とする中
俺は意識を手放す前に確かに彼女の温もりを
感じた。
テゾーロ「あぁ…俺も…愛してたｯ」
テゾーロ(ステラ…これで少しは俺も許されたんだろうか…ｯ)
終わり
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作者名：ミーヤ | 作成日時：2019年9月13日 5時
