黄金の姫 (ページ12) - 小説/夢小説

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【本当のフィナーレ】ページ12

盛り上がるステージを他所に麦わらの一味は
怒りを露にしていた。

サンジ「ｯ…ふざけんな！！！」

しかし、この国で真正面に行ってもテゾーロに勝てる訳ない…だからこそ彼はテゾーロの黄金の蛇に足を取られてしまった。

数分もすれば麦わらの一味は全員テゾーロの黄金に捕まっていた。

テゾーロ「特等席で見るがいい！ロロノア・ゾロの首が飛ぶざまをな！！」

A(本当に…これでいいの…ステラお姉ちゃん…)

黄金の斧が出てくるのを眺めながら私は
昨日のモヤモヤと戦っていた。

テゾーロ「さぁ、皆様！死に向か者に拍手を！！」

A『ｯ…！！！』

テゾーロ「ゴールド・スプラッシュ！！！！」

見てられず目を閉じれば、普段はしない音。
この音は…地下から！？

A『まずいｯ…テゾーロ！！！』

テゾーロ「さらばだ…麦わらの一味！！！」

A(間に合わない…ｯ！！)

次の瞬間だった、全ての照明が一斉に消えた
あの黄金の国が光を失ったのだ。

テゾーロ「どういうことだｯ！！」

いつもの演出とは違うことに動揺するテゾーロ達を他所に笑うのは…。

ナミ「…ふふふっ」

テゾーロ「！！何が可笑しい！！」

ナミ「騙されたのはどっちかしら？」

A『ｯ…やっぱり！テゾーロ下からなにか来る！』

謎の音の招待はすぐに分かった
地下から大量の海水が噴き出したのだ。

私以外の能力者にとって海水は天敵
テゾーロはダイスに守られて私は呆然と海水を浴びていた。

A(彼が…負けた…？)

この海水のせいでこの国の国民は全員自由だ
もう縛るものはないのだ。

しかし、それだけではなかった噴き出ている
海水から麦わら達が出てきたのだ。

A(…全て…手の上で転がされてたのか…)