38話「幹部の夕食」 ページ41
「…エミさん、なにしてん？」
ゾムさんが来た。
どうしたのだろう？ここには滅多に来ないのに。
「あぁ、ゾムさん。どうしたんです？」
顔を歪ませるゾムさん。
え、ほんまにどしたんや？
「はぁ…これやから童貞は。」
思わずムッとする。童貞関係ないやろ。
「夕食の時間過ぎとる。」
サァッと血の気が引く。
嘘だ、もうそんな時間！？
ゾムさんは呆れ顔。
「一体なにしててん？」
「こちらの方と一緒に政治についてお話を。」
新兵の………20歳の彼。
昔いた国の図書館で政治の本を読んでいたとか。
試しにちょっと政治関連の話………税や法律について聞いてみたらすんなりと答えてくれた。
この人………絶対頭良い。
もしくは記憶力。もしくは知識。
すんなりと答えたり、一緒に悩んだり、予想外の答えをだしてくれるのでついつい、あともうちょっと、もうちょっと、と色んなことを聞いていたのだ。
やってしまった…………！
これはケツシバキだろうか？
嫌だ、私は大先生やコネシマさんの様にはなりたくない！
「えっと…その…失礼ですがお名前は…？」
「…ローリアス・A。」
ローリアスさん。よし、覚えた。
彼がまた図書室に来てくれなかったら呼び出せばいい。
「すみません、ローリアスさん。夕食の時間なので私はこれで。」
ぺこっと、頭を下げてくれる。
急いで走って食堂へ向かう。
ゾムさん？あの人はダクト使って私を置いていったで。
そういうところなんだよなぁ。
「……遅れてすみません！」
きっちりと礼をして謝罪。
「…遅かったやんけエミさん？」
ﾋｭｯと喉が細くなる。
怖いですトントンさん！
「す、すみません…図書室に来た方と話していたらこんな時間で…」
申し訳なく、俯いてしまう。
「…………まぁええわ。エミさんの遅刻とか珍しいし。」
「あっありがとうございます！」
なんとか助かったようだ。
日頃の行いってやつかな。確かにいつもはちゃんと遅刻せずに来ているからな。
「エミさん、その図書室に来たやつってのは誰だ？」
唐突にグルッペンさんに話しかけられる。
「えっと…新兵のかt」
「名前だ。」
「…ローリアス・Aさんです。」
少し考え込むグルッペンさん。
あれはやばい事考えてるぞ…
「エーミール、明日の夕食にそいつを連れてこい。」
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ｴﾘﾝｷﾞ - 握力強いのいいなぁ…。小6で15、16しかないから「弱っ」て言われてるんデスよね…。 (2022年6月26日 13時) (
レス) @page32 id: 3947a78c53 (このIDを非表示/違反報告)
いえーい - 星宮産の旦那はこの僕だ！！無印。さんには渡しません！！あっそれとも一妻多夫がいいですか？ヾ(･ω･*)ﾉ (2020年2月16日 10時) (レス) id: 15af25da35 (このIDを非表示/違反報告)
星宮(プロフ) - 無印。さん» あ、了解っすwwwww旦那なのにあの女口調…wwwww (2019年12月9日 7時) (レス) id: 3348cec09f (このIDを非表示/違反報告)
無印。(プロフ) - 星宮さん» え、僕が旦n((殴 (2019年12月8日 21時) (レス) id: 75e8b624e8 (このIDを非表示/違反報告)
星宮(プロフ) - 無印。さん» ちなみに前から気になってたけどどっちが夫ですか() せやなぁ、パソコンの資格やから情報科にでも入ろうかなぁとはぼんやり考えとるで！ (2019年12月8日 21時) (レス) id: 3348cec09f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星宮 x他1人 | 作成日時：2019年11月22日 18時
