【wrwrd】いかに女とバレないか。【軍パロ】

22話｢歓迎会｣ ページ22

他のみんなはゲラゲラ喋りながら食べている中、僕は喋る相手などおらず、1人でぼちぼちと食べる。





「…………あ〜！！！いた！！！」






ビクッとして後ろを振り向く。





「ねぇ、来てって、言ったよね？」





恐ろしい剣幕のあの手当をしてくれた人が後ろに。





こわ。





ご飯の途中なのに強制退場で医務室らしき所に連れてこられる。





「もぉ〜、やっぱり包帯もそのまんま放置してるじゃん！」




「さーせん。どうすればいいのか分からなくて。」




事実である。



今まで手当なんてされたこと無かったししたことも無かったから。




「んー、これから１週間毎日ここに来てくれる？怪我の具合見るから。」



「分かりました。」




帰ろうと立ち上がろうとするもずっと腕を握られて立ち上がれない。




「あぁ、そうそう。僕はしんぺい神。一応軍医だよ〜！よろしくね〜」




「改めまして、ローリアス・Aです。」




「午後から新入軍生歓迎会だったよね！」




はて？と首を傾げる。



そんなものがあるのか。どんちゃん騒ぎでもするのか？



「あれ、聴いてないの？午後から第1訓練場に繋がる森林で新入軍生歓迎会…………又の名を新人いびりするんだって。」




は、こわ。



え？新人いびり？？？え？大丈夫？(主に頭が)

え？いびられるの？




「その様子だとルールも聴いてないよね。」




しっかりとルールまで説明してくれたしんぺい神さんに対して好感度がめちゃめちゃ上がった。

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