【wrwrd】いかに女とバレないか。【軍パロ】

11話「3回戦」 ページ11

「第3回戦Ｆ会場！！！入軍希望者 ローリアス・A！対するはトントン直轄のチーノが隊長の部隊から！クロイツ・ルーフェン！！！」


「よろしく頼む。」



「よろしくお願いしますね、先輩」



今度は男の人。え、なんかめっちゃまじめそうでだるいんだけど。


ま、ガタイ良いし思いっきりでも良いやろ。


「両者準備は完了した？



それでは、スタァトぉ」



随分気ぃ抜けてんな司会。


ﾋﾞｭｯ

ｶﾞｷﾝｯ



うわ、危な。


って言うか、僕が苦手なタイプや。


大剣。ガタイが良くて大剣使うとか…無理無理。モチベ下がったわ。


ま、勝つけどね。



一旦払って後方に飛び退く。



「どうした？」


「いやなんでも。」


「そうか」



見えとるぞ会話中にナイフこっそり投げたん。



戦闘中の会話も大事な戦術だ。



煽って焦らしたり、相手の集中を会話に持って来れたりする。



だから1回戦も2回戦も僕は話しかけていた。



ま、苦手なんで早めに決着つけるか！




ナイフは驚く程に的確だった。


その為1歩も動かずに掴めたが。



一気に間合いを詰めてまた後ろに回り込む！！



「無駄だ！」



予想していたかのようにナイフを投げられた。



あ、やべ。



ｻﾞｸｯ



まぁそりゃそうやろな。1回戦でも2回戦でも使ったのだ。一気に間合いを詰める時は僕は大体後ろに回り込むから。



で、右足…………利き足に刺さった。



やっば。掃除の人大変そう。ごめんなさい。



さて。血液の3分の1を失う前に片すか。

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