【銀魂】真選組副長補佐をオトす方法２

51話(夢主様side) ページ13

伊勢屋事件、そして誘拐事件の完全解決から
一夜明けた今日。
解決のお祝いに、私たち真選組は宴会をしています。
別に事あるごとに宴会してるわけじゃないんだからねっ！！









…はい、スミマセン。
現在の状況は、酔った近藤さんが普段通り(！？)褌一丁で笑い飛ばしている上に、未成年のくせに泥酔している沖田さんが傍にいるっていう感じ。









「…沖田さん、飲み過ぎですよ。てか貴方未成年
でしょうが。近藤さんも飲み過ぎですって。
ほら土方さん、何とか言ってやっ…えっ」









一人じゃ捌き切れない事を察した私は、すぐ隣に
いた土方さんにヘルプを頼む。
いや、頼もうとしたのだ、でもやめざるを得なかった。何故って？それは…









「…」









彼は一升瓶を握りながら、机に突っ伏していたからだ。
肩を叩いてみれば、返ってくるのはうやむやな返事ばかり。
おかしいな、土方さんってあんまり飲まない筈よね？それとも私の勘違いなんでしょうか？









「ねえ土方さん、いい加減起きてくれません？
このカオスな状況、私一人で捌けるとでも？」









「…ならテメーも飲めば良いだろうが」









「いや前にも言いましたよね。私酒r」









酔いが回っているのか、顔を真っ赤にした土方さんが、握っていた一升瓶を私の口に無理矢理突っ込む。
私の意識はそこで途切れた。









「…い！おい！A！いつまで寝ぼけてんだ！」









「あ、起きたみたいですぜ。おはようございまさァ、A。まーたやらかしましたね」









土方さんの重低音の声に目を覚ます。
目の前には天井と、土方さんと沖田さん。
その状況に、私はバッと飛び起きる。








「お、おはようございます土方さん、沖田さん。
あの、私またやっちゃいました？」








「やってた」








「かなり派手にやってましたよ」








「オーマイゴッドファーザー降臨」








「よいしょーっ…じゃねえんだよ。今日は会議だぞ、さっさと支度しろ」








懐かしいネタに、舌打ちしつつもノってくれた土方さんにすみません、と返し、私は手早く隊服に着替える。
勿論二人には出て行ってもらった。








ここで読者の皆様には疑問が浮かんだだろう。
『やっちゃった』とは何の事か。説明しよう。

私は俗に言う、“酒乱”なのだ。
実は酒には弱く、あまり飲まないようにしている。
それが土方さんのせいで、酒乱発揮、というわけだ。
会議行くの怖いな…

52話(沖田side)→←作者より(唐突過ぎる)

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す