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慧「とまあお陰様で…」
マネ「よかったなほんとに」
慧「まもちゃんのお陰だよ8割くらい」
マネ「8割」
ほんとまもちゃんのおかげだよ、全部全部
マネ「8割」
空の紙コップを投げ捨ててにこにここちらに向かってくる笑顔は世界一怖くてあたたかい
慧「うそうそ10割100%」
マネ「ま、お前の頑張りがあるからな」
決して大きくないまもちゃんの丸っこい手が俺の肩にポンっと乗る
暖かくて、大きくて、なんだか力が湧いてくる
そんな不思議な気持ちになる
マネ「これからが大変だけど。精一杯アイドルしてくれ、今まで以上に」
慧「あったりまえよう」
不器用ながらのまもちゃんの優しさを肌で感じる
慧「まもちゃん、俺さ」
マネ「うん」
慧「Aと絶対結婚するから、その時は怒らないでね」
マネ「お前らの結婚に怒るやついたらそいつに怒ってやるよ」
世界一優しくてかっこいい俺の味方
慧「まもちゃんっ!!!!」
抱きつこうとした俺をそっとかわして楽屋の扉に手をかけていつも通りの冷たい視線を向ける
マネ「お仕事行きますよ〜伊野尾さん〜」
まもちゃん大好き。
慧「全身全霊で挑ませていただきます!!!」
俺はその大きな背中にいつまでもついて行くと誓った
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作者名:美月 | 作成日時:2024年1月28日 22時