Yes? ページ1
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慧｢A？｣
｢ん？？｣
美味しそうにアイスを食べながらこっちに振り返る君
湯上りにアイスって完璧だよね
慧｢美味しい？｣
｢うん！｣
蕩けそうな、、笑顔を向けて微笑む天使
ほっぺピンクだよ。
慧｢良かった｣
そうだ、これだ
おれはこの笑顔が大好きなんだ
｢ん！｣
後ろからそっと抱きしめる
｢慧も食べる…？｣
スプーンにのった1口のアイス
｢あーん…｣
口に運んでくれる君
慧｢あったかい｣
｢え？アイスだよ？｣
慧｢うん。知ってる｣
｢…？｣
よくわかんない顔して再びアイスを口に含むAちゃん
気持ちだよ。A
好きな人と食べるアイスはね、あったかいの
どんな真冬でも
｢…｣
無言でアイスを食べる君
その顔はまたきっと、色々考えてるんだろうな
｢ん？｣
慧｢A、大丈夫だよ。俺がいるから｣
｢…｣
慧｢計り知れないほどの気持ちがあると思うけどさ、これからは分け合って欲しい｣
｢分け合う｣
慧｢うん。気持ちは分け合えるから、｣
｢うん｣
寂しいは半分に
嬉しいは倍に
楽しいも倍に
慧｢そんなふうに1つずつ、乗り越えていこう｣
君に少しでも安心して欲しい。
大丈夫だよって言いたい。大丈夫だと思って欲しい
そんな思いが溢れて止まらない
慧｢たくさん笑おう｣
｢うん｣
小さな君をそっと抱きしめたら
同じシャンプーのはずなのに君の香りがした
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作者名：美月
| 作成日時：2024年1月28日 22時
