待っててね──みんな。２

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神山side


ここはどこや...。




ひたすら暗闇の中を歩いている。




歩いても歩いてもどこかに着くこともなく、光が見えるわけでもない。




そういえば俺...どうなったんやろ...。




死んだんか？それとも...メンバーに助けられたん？




もし、死んでるなら天国なんかなここは...。




それとも...みんなに迷惑かけっぱなしやから地獄なん...？




そりゃあそうやんな...俺が天国なんて行けるわけないやん。






ひたすら歩き続けるといきなり光が見えた。




それと同時に誰かの声が聞こえる。




？｢神ちゃん！おい！！」




？｢神ちゃん！！！！」




え...しげと濱ちゃん...？




俺...生きてたんや。




どんどん光が大きくなる。




もしかしてあの光の所まで行けばまたみんなに会えるん？




そう思うと嬉しくなって俺はまた走り出した...。




それと同時に俺の重たい瞼が開いた。




ゆっくりと開いた瞼の先に見えるのは天井と...しげと濱ちゃん。






｢......し...っ......げ......と、濱ちゃ......ん...。」




俺が今出せる精一杯の声を出した。




大｢そうやで、俺と濱ちゃんやで！！」




俺、ほんまに生きてたんや。




｢俺......生きてた...っ......。」




崇｢え......そ、そうや！神ちゃんは生きてる！！」




｢よか.........っ......た。」




ちょっと喋っただけで、どっと疲れが押し寄せてきた。




もっと喋りたいのに...。




俺は再び目を閉じた。









次、目を開けた時に見えたのはメンバーの顔やった。

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