待っててね──みんな。２

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重岡side



濱ちゃんと423号室に入った。




いつもと変わらない風景...いつもと変わらない神ちゃん......。




神ちゃんの隣に座り、いつものように手を握る。




今日で2週間...いつまで寝とんねん...。




｢いい加減起きろや...なあ...ｸﾞｽｯ神ちゃんっ...っ...。」




崇｢しげの言う通りや、はよ起きないとお前のシンメ倒れてまうで？」




｢えっ...俺、倒れへんで？」




崇｢ほんまアホやな...自分が限界な事ぐらい分かっとるやろ。」




｢ま、そやけど............



え、神ちゃん...？」




崇｢ん？どうした？」




一瞬だけど神ちゃんの指が動いた気がする...。




｢今、指動いた...。」




崇｢ほんまに？！



神ちゃん！おい！！」






神ちゃんの目がゆっくりと開いた。






｢神ちゃん！！！！」




智｢.........っ............。」




｢ん？！なに...？」




智｢......し...っ......げ......と、濱ちゃ......ん...。」




途切れ途切れやけど確かにそう聞こえた。




｢そうやで、俺と濱ちゃんやで！！」




智｢俺......生きてた...っ......。」




崇｢え......そ、そうや！神ちゃんは生きてる！！」




智｢よか.........っ......た。」




そう言って目を閉じた神ちゃん。




｢え...神ちゃんっ！」




崇｢しげ、ナースコール！！」




｢お、おん...！」




ナースコールを押して数秒後、先生が来た。

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