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神山side









現場に駆け寄ると、あの部屋の前に立ち尽くすみんな









照史と流星は青ざめた顔してトイレ行ってもうたし、しげは衝撃的やったんか膝から崩れ落ちた









そして、、のんちゃんはパニック状態に









俺も最初見た時はみんなと同じリアクションやった




いや、これ以上









吐き気なんてもんじゃ治まらない





だって、自分でやったんやもん









あれ見て平然と出来てる俺は相当狂ってるんやな、なんて思った









濱ちゃんものんちゃんの所へ行き、1人突っ立ってる俺









みんなをこういう状況にさせたんは自分やのに、何もしてあげられない悔しさにこの場から離れるべく屋上へ駆け込んだ



















冷たい風が吹く





「いい天気やなぁ、、。」









上を見上げると、雲一つなく澄んだ空



俺の心もこの空みたいにこんな綺麗な時があったんやろうか









この景色を邪魔するかのように鳴り響く、救急車のサイレンの音









_______________ガチャッ





音のした方に目をやると、ドアの前には濱ちゃんが立っていた









崇「、、おった、神ちゃん。」








肩を激しく上下に動かし、息を切らしてる濱ちゃん




「そんなに急いでどうしたん?笑」

崇「、、いきなり居らへんくなるから。」









「のんちゃん大丈夫やった?みんなも。」

崇「望は取り敢えず落ち着いたかな?みんなはー、、まぁショックが大きすぎてるみたいやわ。今はみんな楽屋におるで。」

「そうなんか。」









あんだけみんながお世話になった人を、あんな姿で殺してもうたんや





自分で殺ったとはいえ、自分が許せない








「ごめんな、ほんまにっ、、ごめん。」



崇「そんなんで、、許されるわけないやろっ。」

「、、せやんな、、、って、え?」









いきなり甘い香りに包まれたと思ったら、気づいたら濱ちゃんに抱き締められていた







崇「許されるわけない、、でも、殺ったんは神ちゃん自身やないやろ?見た目は神ちゃんでも中身はちゃう奴やねんから。」

「はまっ、、濱ちゃん。」





いつもそうや

何かあれば、濱ちゃんがこうして抱きしめた後に優しい言葉をかけてくれる




この言葉でいつも救われていた









「ありがっ、、、、」




ふと、体が軽くなり

突然目の前が真っ暗になった

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モンチ(プロフ) - みかりんりんさん» コメントありがとうございます!よろしくお願いします! (2019年1月9日 1時) (レス) id: 800d585497 (このIDを非表示/違反報告)
みかりんりん - あけましておめでとうございます!今年も頑張ってください^▽^/更新楽しみに待っています!!! (2019年1月8日 18時) (レス) id: 448e1a34ac (このIDを非表示/違反報告)
モンチ(プロフ) - みかりんりんさん» どうなるんでしょうね(^^) コメントありがとうございます! (2018年9月25日 8時) (レス) id: 800d585497 (このIDを非表示/違反報告)
みかりんりん - えぇ…どうなるの…?ばれたの?……気になる… (2018年9月25日 7時) (レス) id: 448e1a34ac (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - モンチさん» いつでも待ってるwお互い頑張ろう!w (2018年9月23日 18時) (レス) id: 46680c480d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:モンチ | 作成日時:2018年2月6日 2時

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