二面性残虐犯《緑》2nd.

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藤井side







俺は見た



あの光景を見ながら笑顔になってた神ちゃんの姿を









最近ずっとおかしいって思ってたんや



行動っていうか、何かを必死に隠してる感じ









リハの時もそうや、



あんまり大したことで怒らない神ちゃんが、スタッフさんのちょっとしたミスでブチギレて

それを濱ちゃんが抑えての繰り返し









あの2人絶対なんかあると思うねん









あの場に居った俺達をスタッフが強引に楽屋に戻した



淳｢初めての東京ドームのコンサートやで？しかもデビュー日にやらせてもらって。ファンの子達も楽しみにしててくれて、祝ってくれて...。誰やねんっ、、こんな事したん誰やねん！？｣









淳太の言う通りや


まだ誰も死亡者は出てないらしいけど、あれだけの被害者が居るんや






楽しみにこの日を待っててくれた子達に何してくれてんねん…









こんな事した奴誰やねんっ、





しげは椅子に何かある言うてたから、もしかしてあの新人君？









淳太の後に続いて新人君の元へ向かうも、





時すでに遅し









誰かの手によって殺されていた









手に握られていた1枚の紙



中身を見ると遺書のような内容が書かれてあった









新人君とは疑ってたものの、やっぱり新人君がそういう事やるような奴には見えへん









元はと言えば、椅子と水の提案したんは神ちゃんや



この新人君、、もしかして神ちゃんに使われてたり、？









いやいや、神ちゃんの事疑いたくもないんやけど…


今はそうとしか考えられへんねん









智｢ちょ、ごめん、、気持ち悪いっ。｣

望｢お、大丈夫か？｣

崇｢、、神ちゃん、トイレ行こ。｣









気持ち悪いって、、この新人君を見てか？









しかも着いて行ったんは濱ちゃん







2人での行動が多すぎる









2人が部屋を出てから俺もトイレに行くと言ってこの場から去った









トイレの前のドアに背を向ける





耳を近づけてみると中から2人の話し声が聞こえてきた






崇｢、、お前、ファンの子には手出さへん言うたろ、！｣

智｢ﾌｯ、、ﾊｯﾊｯﾊｯ、あかん笑いが止まらへん笑｣

崇｢おまっ、、人殺しといてよくもそんな笑えるな！！｣

智｢なんや、、俺は殺してないでー？あれ見たやろ？あの新人君が殺りましたって書いてあったやん。｣









、、は？何？どういう、事、？






中から聞こえる会話を理解するのには時間がかかった

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