ジャニスト～短編集～２ (ページ37)

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病院について神ちゃんはすぐに処置室に運ばれていった。

医者や看護師の人達が出たり入ったりを繰り返してる。

神ちゃん大丈夫やんな？

心配になって近くにいた看護師の人に聞いた。

｢あの、神ちゃん大丈夫何ですよね？」

看｢今はなんとも言えません...。

結構危険な状態です。

では、失礼します。」

そう言って処置室の中に入っていった。

ちょっと待ってや...危険な状態って何やねん...。

その時...

濱｢のんすけ！神ちゃんどうなん？！」

みんなが来た。

｢あんな...さっきから処置室が騒がしいと思って近くにいた看護師にどんな状態か聞いたんやけど...。

今はなんとも言えません、危険な状態ですって言われた...。

なあ、神ちゃんなら大丈夫やんな？

死んだりせえへんよな？」

大｢嘘やん...。」

淳｢...大丈夫や。

神ちゃんなら大丈夫や。」

淳太の言葉に少し安心した。

その時、処置室のランプが消え中から先生が出てきた。

照｢あの！！神ちゃんは...大丈夫ですよね...？」

先｢はい...何とか一命は取り留めました。

しかし、今日目覚めるとは思えません。

ですが、なるべく近くにいてあげて下さい。」

｢はい、ありがとうございました！！」

俺らは先生に教えてもらった病室に行った。

そこで見たのはいろんなチューブに繋がれた神ちゃん。

大｢神ちゃん...よう頑張ったな...。」

本当に良かった...。

ん、待てよ。

｢あのさ、おかしいと思わん？

なんで吸入器無くなってるんよ。

神ちゃんは持ってきたって言っとったし。」

照｢あー、それ俺も思ったわ。

俺もそうやけどいつくるか分からんから毎日持ち歩くようにしとるし。」

あ、そう言えば...あの時男の人楽屋から出てきたよな？

｢なあ、俺が楽屋に吸入器取りに行った時誰かが出てきたんよ。

多分、あれスタッフさんの1人やった気がする...。」

流｢それ、ほんまか？

ほんまやったらそいつが神ちゃんの吸入器取ったって事やんな？」

でも、何の為に...。