魚ってトリップするんだ 1

斬れない ページ39

玉壺「ﾋｮﾋｮｯしかし柱ですからねぇ
一応はこれでもどんな作品にしようか心が踊る」

無一郎・シルク「うるさい。/うるせぇ。」

ﾄﾞﾝｯ!!!!!

無一郎「つまらないのは君のお喋りだろ」

シ「さっさとだまれ。」


ドパッ！


ｺﾞﾎﾞﾎﾞﾎﾞ……


血気術 水獄鉢


シ「！？」

玉壺「窒息死は乙なものだ。美しい」


無一郎「っ！」

グニッ……

無一郎「(駄目だ、斬れない、)」

玉壺「鬼狩りの最大の武器である呼吸を止めた
もがき苦しんで歪む顔を想像すると堪らない ﾋｮﾋｮｯ」






シルクside

シ「……(もう、駄目だ、……見えなくなってきた。)」

ああ、俺はこれで死ぬのか……

マサイ、モトキ、ンダホ、ザカオ、ダーマ、……



A。



ごめんなぁ、…俺はもう無理みたいだ。

お前にはいろいろ教えてもらったなぁ、……

恩も返せずに、俺は死ぬのか……

ありがとうな……



シルク！諦めんじゃねぇ！

シルク駄目だ！自分を信じろ！



あぁ、……幻覚が見え始めた……

本当に死ぬんだ…

「目を開けろ！幻覚じゃねえ馬鹿！」

シ「！？」

「外からは破れない！お願いだ！諦めるな！」


「炭治郎、蜜璃ちゃん、玄弥ががんばってる！」



シ「……炎の呼吸。……弍の型。昇り炎天……！」

ｻﾞﾊﾞｧｯ!!!!


シ「ｹﾞﾎｯ､ｹﾞﾎｯ､A、あ、りがとな、……」

「お互い様だろ！今は無一郎が！」

シ「え、」







無一郎「(視界が……狭窄してきた……死ぬ……空気が尽きた。)」

炭治郎「自分の終わりを自分で決めたら駄目だ」

無一郎「(……君からそんなこと言われてないよ)」

炭治郎「絶対どうにかなる。諦めるな。
必ず誰かが助けてくれる。」

無一郎「(何それ。結局人任せなの？1番駄目だろうそんなの)」

炭治郎「無一郎は間違えてない。大丈夫だよ。」

無一郎「……いくつも間違えたから死ぬんだよ。」

ﾄﾞﾎﾞｫｯ､

「雪の呼吸、参の型 龍雪！」

シ「炎の呼吸、弍の型 昇り炎天！」

無一郎「(何してるの？君たちは柱だ。やるべき事がある。)」

「無一郎諦めんな！お前だって！」



「やるべき事があるだろ！！！」


無一郎「……」


炭治郎「そして人は自分では無い誰かのために
信じられないような力を出せる生き物なんだよ。無一郎。」


無一郎「(……うん。……知ってる。)」


無一郎「霞の呼吸、弐の型 八重霞。」




「無一郎！」

悪口合戦→←芸術家気取り

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す