マサイの死因 土手での出会い ページ3
マサイside
Aが亡くなった。
鉄パイプの下敷きになって。
これまで以上の悲しみに耐えられず、息も詰まるような思いだ。
葬式ではみんなが泣いていた。
それだけ愛されていた。
今日は雨。
空も悲しんでいるように思えた。
「土手行くか、...」
俺らが集まった場所。
俺らの原点。
Aとも、ここで初めて会った。
学校は違ったし、女子だったから最初はためらったなぁ、
でも、みんなに優しいAは、すぐに馴染んだ。
「流れが早いな...」
雨音が嫌という程鳴り響く。
そして。
ボチャンッ、
俺は足を滑らせた挙句、荒波に呑まれ消息を絶った。
12月4日。
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ゆうり(プロフ) - ジルマルさん» ありがとうございます!励みになります!頑張ります! (2023年3月27日 19時) (レス) id: 6784ab6ab9 (このIDを非表示/違反報告)
ジルマル - とっても面白い作品です!これからも更新頑張ってください! (2023年3月27日 17時) (レス) id: a7d59b187e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆうり | 作成日時:2023年3月20日 15時