◆That person like my brother ページ7
＿＿＿＿＿8月13日。
千冬と会った日から二日。
今日はお墓参りに来ている。
『…久しぶり、真一郎君』
私達が中学一年生の時に亡くなった、真一郎君。
その頃私は既に少年院に入っていた為、
お墓参りに来るのは実は初めてだ。
お花とお線香を手に、お墓の前に座る。
『…真一郎君、あれからもう三年も経つんだね』
真一郎君は出会った時から、
私を妹のように可愛がってくれた。
兄弟のいなかった私からしたら、
本当の兄が出来たようで、嬉しかった。
『…真一郎君、私、マイキーと離れちゃった』
＿＿＿＿＿よ、A！マイキーなら部屋だぞ〜。
＿＿＿＿＿Aまた喧嘩か！？
＿＿＿＿＿マイキーとA、なんだかお似合いじゃん！
思えば真一郎君は、
私がマイキーに惹かれていた事を、勘づいていたのかもしれない。
黒龍の初代総長で、喧嘩はそんなに強くないけど、
みんなから信頼されていた優しい真一郎君。
『…ふふ、ほんと、タケミっちと似てるや』
真一郎君にも会わせたかったなぁ。
きっとマイキー達も、同じ事を思ってたはず。
ねぇ、真一郎君。
今日、真一郎君に会いに来たのは、理由があってさ。
一つは、きちんと命日にお参りしたかったから。
それと、もう一つは。
『ここに来れば、マイキーに会えるかなって、思ったんだけどなぁ』
そんな不純な理由でここに来た事を、
真一郎君は許してくれるかな。
暫くして、ロウソクの火を消し、
荷物をまとめてお墓を後にした。
その少し後に、
お参りに来た人がいた事を、私は知らない。
「…あれ、お線香ある」
お線香を見つめる瞳は、
黒くて、冷たさの中に少し優しさを含んでいた。
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莉子(プロフ) - 重岡ゆう毅さん» わぁ…!!楽しみにしてますね(*´∇｀*) (2022年4月2日 22時) (
レス) id: e12f476466 (このIDを非表示/違反報告)
重岡ゆう毅(プロフ) - なつきさん» 続編出せてなくてすみません(^-^; 単行本を読み進めてはいるのですが、今後の展開をもう少し把握してからの方がお話書きやすくて…。内容考えてきてはいるので、もう少しお待ち下さいm(__)m (2022年1月12日 22時) (レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
なつき(プロフ) - 高校生編見たいです（ ; ; ） (2022年1月11日 1時) (レス) id: 337fb59863 (このIDを非表示/違反報告)
重岡ゆう毅(プロフ) - 莉子さん» 実は本編の続編がこの夢を見ていたところから始まる予定です（´-`）.｡o０なのでここで完結、ではないので安心してください！ (2021年11月7日 22時) (レス) @page28 id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
莉子(プロフ) - え…夢オチ、、ってことですよね、？ (2021年11月7日 8時) (レス) @page28 id: e12f476466 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：重岡ゆう毅
| 作成日時：2021年9月22日 21時
