◆Next door different from those days ページ13
千冬と付き合い出して5ヶ月の夏。
私は千冬とある場所へ来ていた。
『…千冬、いい？』
「ウス」
千冬と目配せをし、
その場所へ踏み入る。
「あれ、イヌピー帰るの早ぇ、な………」
『…久しぶり、ケンチン』
私たちが訪れた場所。
それは、ケンチンのいるバイク屋だった。
「A…それに千冬」
「お、お久しぶりです」
『いきなりごめんね。
ケンチンに、話したい事があって』
私と千冬を見て、ケンチンは立ち上がった。
「おう、奥の部屋でいいか？」
『うん、ありがと』
そして、去年のあの日と同じ部屋に案内された。
.
「まぁ座れよ」
「ウス…」
千冬は久しぶりに会うケンチンに緊張してるのか、
正座で、しかも両手を膝の上に置いていた。
「…で、話したい事ってなんだ」
『千冬と来た時点で勘づいてるかもしれないけど、
私、5ヶ月前から千冬と付き合ってる』
ケンチンの目をまっすぐ見て、そう告げた。
「オレ、Aさんの事、本気で好きです。
この先何があっても、Aさんの側にいます」
「…そうか」
ケンチンはお茶をくいっ、と飲み、
A、と私の名前を呼んだ。
「丁度一年前くらいに、店の前で会った。
そん時のオマエは、暗くて、消えちまいそうだった。
けど今のオマエは、元に戻ってる」
私と千冬を交互に見て、ケンチンは笑った。
「千冬、Aを支えてやれるのは、オマエだけだ。
Aの事、頼んだぞ」
ケンチンは、千冬に向かって深く頭を下げた。
「ハイ！」
『ケンチン私の親か何か？』
「うっせ、オマエの親なんぞ御免だわ」
ケンチンと千冬と笑い合って、
少し、東卍時代を思い出したりした。
「(千冬、頼むぞ……
Aはこの先、マイキーじゃなくて千冬を選んだ事に、
少なからず不安や罪悪感を感じるだろうな。
それを支えてやれるのは、オマエだけだ、千冬)」
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莉子(プロフ) - 重岡ゆう毅さん» わぁ…!!楽しみにしてますね(*´∇｀*) (2022年4月2日 22時) (
レス) id: e12f476466 (このIDを非表示/違反報告)
重岡ゆう毅(プロフ) - なつきさん» 続編出せてなくてすみません(^-^; 単行本を読み進めてはいるのですが、今後の展開をもう少し把握してからの方がお話書きやすくて…。内容考えてきてはいるので、もう少しお待ち下さいm(__)m (2022年1月12日 22時) (レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
なつき(プロフ) - 高校生編見たいです（ ; ; ） (2022年1月11日 1時) (レス) id: 337fb59863 (このIDを非表示/違反報告)
重岡ゆう毅(プロフ) - 莉子さん» 実は本編の続編がこの夢を見ていたところから始まる予定です（´-`）.｡o０なのでここで完結、ではないので安心してください！ (2021年11月7日 22時) (レス) @page28 id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
莉子(プロフ) - え…夢オチ、、ってことですよね、？ (2021年11月7日 8時) (レス) @page28 id: e12f476466 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：重岡ゆう毅
| 作成日時：2021年9月22日 21時
