エーデルワイスを彼らに【東京リベンジャーズ】

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「“未来のオレへ。龍宮寺堅。
元気にしてるか？バイク好きなまんまか？
結婚はしたか？子供はいるか？
相変わらずマイキーに振り回されてるか？”」


『…』


「“オレは今人生の岐路にいる。東卍の解散だ。
総長に異論はねぇ。東卍メンバーの前ではそう言ったが、本当は後悔してる。
東卍はオレの全て。東卍のみんながそう思ってたハズだ。
悩んだよ…泣いたよ。でもきっと、マイキーはもっと苦しんだ”」




ケンチンの自分に宛てた手紙に、
その場にいた誰もが涙ぐんでいた。




「“だから自分の後悔とか全部ココに置いていく。
年とって、カタギになって、ガキの頃の気持ち忘れちゃっても、
これだけは忘れないでくれ。
…いつも、オマエにはエマがいたって”」




手紙を読むケンチンの顔は、
とても優しかった。




「…Aは何入れたんだ？」



千冬に、手元を覗かれる。



『…私はね、コレ』

「！それって…」




私の手に握られているもの。
それは、東卍結成時に買った、御守りだ。





























　






　









＿＿＿＿＿12年後の私へ。


元気ですか？喧嘩はもうしてないですか？
東卍メンバーとは会っていますか？

今も隣で、マイキーは笑ってますか？

12年後なんて想像も付かないけど、
きっと変わらずマイキーと一緒にいるんだろうね。

マイキーは使い古したタオルケットが無いと
寝れないような、そんな男の子でした。

そんなマイキーを大人になった今も支えてあげてね。

12年後、27歳の私。
何かに縛られる事なく、どうか、自由に生きてね＿＿＿＿＿





























　









『…ッ』

「A？」


自分の手紙を読んで、
思わず涙が溢れそうになる。









　



　

　


　


　


　



この時初めて、
過去に戻ってやり直したい、と思った。

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