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「バカな!今日妹を亡くしたのに…失意のどん底なハズだろ?
来れるワケがねぇ!!」



マイキーは、私たちの元へカツカツと歩いてくる。



「少し…タケミっちと話をさせてくれ」


そしてタケミっちの前に出た。







「来てくれたんですね…」

「ありがとう、タケミっち」






マイキーは、タケミっちの頭を自らの方へ引き寄せた。


「マイキー君…でもなんで…?
とても来れる精神状態じゃなかったハズ…」









その時、ブォンッとバイクの排気音が聞こえた




『ッ……』




そしてそのバイクに乗っていたのは、






「ドラケン君!?
なんで二人共来れるんだよ!?」

「降りなよヒナちゃん」

「…え!?」





ケンチンのバイクの後ろには、
“ヒナちゃん”と呼ばれた女の子。

この子が、タケミっちの彼女さんか。

でもなんで、この場にヒナちゃんが?





「ゴメン、タケミチ君。来ちゃった」





それからタケミっちとヒナちゃんは二人で少し話をしていた。







「…A」






マイキーは私の元へ歩いて来て、
タケミっち同様、私を抱き寄せた。


『ッ馬鹿マイキー………』

「ごめんな…遅くなって。
こんな血だらけで、東卍を守ってくれたんだな」

『っ違う、私は何も守れてない……!
何も、出来てないんだよ……』




マイキーは私を離し、肩に手を置いた。




「守ってくれたよ、みんなで。
それから…生きてて、良かった」

『ッ……馬鹿、こんなとこで死ぬわけないでしょ、』









溢れる涙を、マイキーが拭ってくれる。
そして、私から離れ、ケンチンの元へ歩いて行った。

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重岡ゆう毅(プロフ) - 華まるさん» 華まるさん、ありがとうございます!ぜひ続編もお付き合いください^^ (2021年9月22日 9時) (レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
重岡ゆう毅(プロフ) - らっだぁ推しさん» らっだぁ推しさん、ありがとうございます!素敵だなんて…(o^^o)明日には続編出すので、ぜひお楽しみに! (2021年9月22日 1時) (レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
重岡ゆう毅(プロフ) - mikkyさん» mikkyさん、ありがとうございます!12年後のお話までは少し間があるので、どんな風になっているのかは、予想してみて下さい( ´-`) (2021年9月22日 1時) (レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
重岡ゆう毅(プロフ) - まちゃさん» まちゃさん、ありがとうございます!花言葉は色々ありますが、続きを読むとどれが正解なのか分かると思います(´ω`) (2021年9月22日 1時) (レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
らっだぁ推し - とても素敵な作品でした!p(^-^)q続き、楽しみにしています! (2021年9月22日 1時) (レス) @page36 id: ea31be1e50 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:重岡ゆう毅 | 作成日時:2021年9月13日 15時

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