七人目の創設メンバー３【東京リベンジャーズ】

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「…ま、ここで喧嘩して怪我でも負わせたら、
“アイツ”に怒られるからやめとこ」

『…アイツ？』

「今日のところは引いてやる。行くぞ、りんどー」




灰谷兄弟は私の横を通り、扉へと向かっていった。




「覚えとけA。
オレらとぶつかれば、確実に東卍は終わりだ」

『…前も言ったよね？アンタら如きに負ける訳ないでしょ』





そのまま二人は廃屋から出て行った。









　







　






「いいのか？兄貴」

「いーんだよ。それにあんまやりすぎたら怒られちまう…………“イザナ”に」









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廃屋から出て、家へ向かう。
既に二月後半へ入っている為、制服はやはり寒い。



『(…灰谷兄弟は、結局何がしたかったんだ…？)』



仲間にするにしては案外あっさり帰された。
特に喧嘩するでもなく、何もなし。



それに、“アイツ”って、誰？



稀咲？それとも半間？
それか、S62世代の誰か？



『…あー、もうわっかんない』



考えれば考えるほど、頭が痛くなる。
早く家に帰って暖まろう。









.









「蘭、竜胆、オマエらコソコソ何やってんの？」


「…何が？」

「会ってたろ？狼谷Aと」



「イザナ知ってたのか」

「アイツはオレの獲物だから横取りすんなよ」



「アイツ、相当大事に思ってんな、マイキーのこと」

「なら好都合だ。壊しがいがあるなぁ…」
　









　




　





　


　




　





　






　






　
　



　




　





　







「さぁ、どうする？佐野万次郎。
オマエは守れるかな、愛するモノぜーんぶ」

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